西野亮廣エンタメ研究所

キンコン西野 Voicyおすすめ「プロが教える話し方」

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キンコン西野 Voicyおすすめ「プロが教える話し方」

 

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西野亮廣エンタメ研究所 Voicyとは?

voicy

 

どうも、キングコングの西野亮廣です。お笑い芸人をしたり絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の運営をしたりしています。

 

このお決まりのセリフを毎朝聴いているあなたへ向けて書いています。

はじめまして。

僕は2019年の1月より、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に入会しているフラシカと申します。

岩手に住み、普段は工場勤務をしています。

その傍らでブログ運営に繋がる学びや、実際にそれを収益化する為のアフィリエイト広告の勉強をしています。

人生に迷い悩んでいた頃、西野さんのオンラインサロンに出会い入会しました。

今は自分のいる場所から実践的なビジネスのこと、そして何よりも仕事に対する「姿勢」をオンラインサロンから学んでいます。

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Voicyについて

 

Voicyは毎朝出勤時に試聴しています。

「おはようございます」ツイートと一緒に、その日の放送の感想を呟くのが日課です。

 

最近本数も増えて検索もしづらいなと感じ、今回Voicyの放送を「おしゃべり上手になる話し方」だけに絞ってまとめてみました。

オンラインサロンのみなさんや、最近Voicyを聴き始めた方に向けてお役に立てれば幸いです。

 

Voicy最近聞き始めた人へ

2019年9月26日から配信スタート。

西野さんのVoicyでは普遍的なお仕事の話をメインに毎朝7時に配信しています。

  • 「未来について」
  • 「お金について」
  • 「仕事の向き合い方について」
  • 「広告・マーケティングについて」

 

西野亮廣エンタメ研究所の詳しい内容についてはこちらを参照してください。

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キンコン西野 おすすめ Voicy 全配信一覧キンコン西野 おすすめ Voicy 全配信一覧 こんなお悩みを解決します。 ...

 

西野亮廣エンタメ研究所 Voicy 「プロが教える話し方」一覧

西野亮廣エンタメ研究所「Voicy」の内容を「おしゃべり上手になる話し方」でまとめました。

各タイトルにリンクを貼っているので、そこからVoicyの音声へ飛べます。

 

1冊のビジネス本を読んでる感じを味わえるように、長いですが1記事にすべての内容を詰め込みました。

文章はVoicyの内容を文字起こしして読みやすいように編集してあります。

音声・文字、お好きな方でお楽しみください。

では、西野亮廣の「おしゃべり上手になる話し方」です。

 

【プロが教える】伝える時の注意

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自分に許されたプレゼン時間を見極める

僕は漫才師として、テレビタレントを経て、いまは絵本を書いたりオンラインサロンで文章を書いたり、週1、2回は講演会なんかもしているんですけど、デビューしてからいままで、活動に一貫しているものは何かって言うと・・『言葉』なんですね。

コンテンツは『言葉』『コミュニケーション』であると。

これを売って今まで生きているので、けっこうな言葉のプロだとは思うんですね。

要は、言葉が伝わんないと、話にならないっていう世界で生きている。

漫才にしたって、テレビタレントにしたって、本にしたって、オンラインサロンの文にしたって、講演会にしたって、喋る僕がいて、お客さんがいて、お客さんに話が伝わらないと、僕はそもそも生活ができない。

そういう環境で生きていて、まあ、今までちゃんと生きてこれているので、多分、言葉を使うのはけっこう得意なほうだと思います。

で、今日はそんな僕からですね、「話を伝える時に気をつけなきゃいけないこと」っていうお話をさせていただきたいんですけど

まず、大前提として、おもしろい話ができるかどうかっていうのは、才能じゃなくて気配りである。ここに尽きるんです。

逆に言うと、気配りできない人はいつまで経ってもおもしろい話なんかできないし、人に伝わる話なんかできない。

で、話を伝える時に気をつけなきゃいけないことは、大きく2つあってですね、まずひとつめは、自分に許されたプレゼン時間を見極める。

たとえば、クラウドファンディングのサイトとかを開くと、「こんなことをしたいんです!じつは、わたしは昔、こういう経歴があって、こういう想いがあって….」っていうのを「巻物か?」ってくらいなが〜い文章で書く人がいらっしゃるんですね。

ぜんぶ書く人がいるんですね。

自分がどういう育ちで、どういう想いがあって、みたいな。今回のプロジェクトは、うまくいくとこうなります!みたいな。

ぜんぶ書く人がいるんですけど。知らない人の話なんか聞かないじゃないですか。知らない人の話を30分も聞けないですよね。菅田将暉くんの話なら余裕で30分聞けますけど、知らんおっさんの自分CMを30分聞けないじゃないですか。やっぱ知らんおっさんと菅田将暉くんでは、自分語りが許されてる時間がぜんぜんちがうと。

ここを見極めれない人は、けっこういますよ。

僕はこういう仕事をしているので、プレゼンを受ける機会が多いんですね。「こんなサービスしてるんです」とか、「こんな会社立ち上げようと思ってるんです」とか。

「よかったらご一緒できないですか?」っていう、ありがたいことにそういうったプレゼンを受けることが多いんですけど、まず、このプレゼン時間が長い時点で、仕事のパートナーとしては組まないですね。

やっぱりその人は、自分のことしか考えれてなくて、相手の時間を奪っているって感覚がない。

この自覚がない人に、相手のことはどうだっていい、と思っている人に、いいサービスが作れるわけがないし、いい表現者になれるわけがないんだから。

あと、いいセックスができるわけがない。まあ、セックスはいいか。

要は、自分本位であるっていうことですね。つまるところ、やさしくない。

自分のプレゼン時間が見極められていない人っていうのは、つまるところ、やさしくない。オナニーばっかりしちゃって、セックスができていない。

まあ、まずひとつめは自分に許されたプレゼン時間を見極める。ってこと。

ここが見極めれてないと、どんだけすばらしい話であろうが、どんだけすばらしいアイデアであろうが、ここをミスってしまうと伝わるものも伝わらない。

 

『単語脳』か『文脈脳』か

 

さて、2つ目です。

これはですね、自分が話してる相手が、文章を『単語』で切り取る『単語脳』の人なのか、『文脈』で切り取る『文脈脳』の人なのか、見極める必要がある。

世の中には、その2種類の人がいるってことですね。

『単語』で切り取る『単語脳』の人と、『文脈』で切り取る『文脈脳』の人がいると。

たとえば、単語脳の人なら強めの言葉をチョイスしたらダメで、先日『ダウンタウンなう』っていう番組にださせていただいたんですけど、そこで、ダウンタウンの松本さんが突拍子もないボケを投げてきたときにですね、僕が「アホなん?」っていう風に返したんですね。

これ、前後のやりとりをみていたら、ここでの「アホなん?」っていうのは、もちろん効き目があるんですけど、単語脳の人だったら、この「アホなん?」だけを切り取ってしまって、

「先輩にむかって『アホなん?』とか言ってはダメだと思います」っていう風に反応してしまう。

前にストレッチがあって、コミュニケーションを十分にほぐしてほぐしてほぐしたあとに「アホなん?」なんです。

当然、初対面の先輩に対して「アホなん?」って言ったら失礼ですけど。もう、「アホなん?」が許される段階ですよねってタイミングで「アホなん?」って放り投げてはいるんですけど、単語脳の人っていうのは、「アホなん?」に反応してしまうから、「先輩に対して『アホなん?』とか言ってはダメ」と思ってしまうと。

それはもう単語脳の人がわるいとか、嫌がらせで言っているわけではなくて、もう、そういう人である、ということですね。

先日も、僕のオンラインサロンで、2日、3日前くらいの記事かな。ファンの方にむけて、

「『A』というグッズを作ろうと思う。そこで売り上げを安定させて、ファンの方以外の向けた『B』というグッズを開発していこうと思う。」っていう話をしたんですね。商品開発の話ですね。

で、話の流れで、『A』っていう商品はこういうデザインにして、これくらいの値段で、こういう風に展開していくっていう話をしたんですね。

そうするとですね、ある人がですね、「西野さん!お言葉ですけど!」って。「『A』っていうのは、ファンの方しか買わないと思います!」って。

「いや、そうだよ。冒頭申し上げたとおり、『A』っていうのはファンの方に向けて開発するグッズですよ。そこでの売り上げを『B』っていうグッズに展開するんですよ。」って話をファンの方にしているんですけど、

たぶん、そこがごっそりなくなってしまって、その後の、「『A』はこういうデザインにする」みたいなところ、そこの単語に反応してしまって、「そんなのファンしか買わない!」ってなっちゃった。

その前の記憶が完全に塗り替えられてしまって、ロケット鉛筆的に、新しいデータが入ったら古いデータが消えてしまうっていう、書き換えられてしまうっていうことですね。

『単語脳』っていうか『書き換え脳』っていう言い方のほうが、もしかしたら適切なのかもしれない。

まあ、そういう方がいるので。

「なんでこの人話が伝わらないのかな?」って考えた時に、もしかしたら、単語脳の人に対して文脈で話してしまっている、っていう

ここを気をつけなきゃいけないですね。

逆に「文脈脳」の人だったらですね、筋道さえ通っていれば過激な言葉が入ろうが問題ない。その代わり、筋道は徹底的に通す必要がありますけど。
ホリエモンのことを支持している方って、どちらかというと、こっちですね。

だから、べつにホリエモンが話の中で「バカ」とか「カス」とか言ってもほんとになんとも思ってない。「文脈脳」の人は。

そんなことよりも、その話に筋が通ってるか?通ってないか?ってことのほうが重要なので。

一方で、単語脳の人は、もうホリエモンは耐えられないかもしれない。「バカ」とか「カス」とか入ってきた時点で、「サイテー!」ってなってしまうんで。

ここを見極めなきゃいけないですね。

相手が『単語脳』なのか『文脈脳』なのか。
単語脳の人には単語脳の話し方しなきゃいけないし、文脈脳の人には文脈脳の話し方しなきゃいけない。っていう話です。

 

まとめ

 

おもしろい話ができるかどうかは、才能ではなく気配りである。

気をつけなきゃいけないことは2つ。

 

1. 自分に許されたプレゼン時間を見極める。

2. 相手が「単語脳」なのか「文脈脳」なのかを見極める。

 

この2つを気をつけてみてください。

 

42.【話のプロが教える】話を伝える時に気をつけなきゃいけないこと

 

 

【プロが教える】喋り上手になる方法

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喋り上手になる方法って、ちゃんとこれはセオリーがあってですね。

当然、今この瞬間から急に面白い話しろって言ってもまあ難しいので。ここではそのようなことは言わないんですけれども。

喋り上手になるための方法って、基本的にはですね。打席に立ち続けるっていう事に尽きるんですけれど。

まあそこに尽きるんですよ。その喋る打席に立ち続けるという。要は、喋ってる量を増やすっていうことですね。

ただ、その打席に立ち続けるためにはっていうところから考えなきゃいけなくて。

やっぱりにね、打席に立ち続けるためには、結論ホームランは打たなくてもいいから、打率を上げるということが大事ですね。

あいつ外さないなっていう。あいつ空振り三振しないなっていう。

コミュニケーションに置き換えると、あいつと喋ってても不快感がないなぁとか。事故が起こらないなぁとか。

事故を減らすことが、非常に大事であると。

要は、喋ってみたものの盛り上がらなかったっていうこの事故をいかになくすかっていう。

そのためのテクニックなんですけど、まず一つ目は、話し相手が1人の場合ですね。

もしかしたら男の子からすると、口説き相手の女の子かもしれないし、その逆かもしんないし。

ポイントはですね。『隣に座る』です。

結構簡単なことですよね、隣に座る。向かい合って座るんじゃなくて、隣に座る。だから、店選ぶ時も隣に座れるような店を選んだ方がいいです。

これは何かっていうと、向かい合っていると、基本的に目を見て話さなきゃいけないわけじゃないですか。お互いの顔は正面にありますから。

そうするとですね、話が途切れた時に、目線がそれますよね。

そうすると、目線がそれた瞬間に話が途切れた感がすごく出ちゃう。

目立っちゃうんですね。話が途切れたことが。

だけれども、隣に座っていると基本的に目線はあっていないので。

だから話が途切れていても、なんかこうお酒飲んだり、タバコ吸ったり、料理を食べたりだとか、別の目的に集中しているんだっていうことで、その無音の時間は乗り過ごせて、何なら話が盛り上がって、目線があった瞬間に盛り上がった感が余計でるっていう。

顔を向き合わせた瞬間に、目線があっただけで「すげー盛り上がってる」って感じるっていうことですね。ここが非常に大事ですね。

隣に座るっていうだけで結構事故が減らせる。

これはもう今すぐできることなので、これは結構おすすめです。

 

で、喋り上手になる方法2つ目はですね、これはむちゃくちゃ簡単です。

「笑う」です。誰よりも笑う。

リアクションを良くするって言うことですね。

もうこれは今すぐできることで、非常に重要なことなんですけど、やっぱりリアクションいい人が一番話しかけられるので。

多分このラジオをお聞きのあなたも、自信のない話をするときに誰に向かって喋るかというと、多分一番大きいリアクションとってくれる人に、話しかけると思うんですね。

やっぱり大きいリアクションをとってくれる人、優しいリアクションをとってくれる人が、一番話しかけられると。

当然一番話しかけられるから、誰よりも話しかけられるから、誰よりも相づちを打つことになるし、誰よりも返事を返すことになる。

そうするとやっぱ打席が増えますよね。話しかけられる奴が一番喋っている時間が増えるっていう。

で、冒頭の話に戻るんですけれども、やっぱり一番打席に立ち続けてるやつが、一番お喋りがうまくなるっていう。

まあ、ここに戻るわけですけど。

なので、大事なのはオフェンスじゃなくてディフェンスというか、『受け』ですね。

受けの能力を上げてしまえば、結論ですね、このままもうまとめに入りますが、隣に座るにしたって、笑うにしたってですね。

もう話し上手になりたければ、聞き上手を目指せっていうところです。聞き上手がいっちばんお喋りうまくなるので。

一番お喋りする回数が増えるし、結果的に一番伸びるのがそっちなので。

聞き上手を目指した方が、お喋りの実力は上がると思います。

 

43.【プロが教える】「喋り上手」になる方法

 

【プロが教える】近大スピーチの仕掛け

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近大のスピーチです。

今年3月に行いました近大のスピーチ、 これが非常に話題になってですね、YouTubeにアップされてもう600万再生を超えているのかな。(注:voicy収録当時。2020年3月現在、約770万再生)

まあすごい勢いで回っていて、非常に話題になったんですけれども

近大のスピーチ、ご覧になられてない方は、まずはこちらをご覧ください。

どうぞ。

 

じゃあここからは、YouTubeに上がっている近大のスピーチをご覧いただいたという前提でお話しさせていただきます。

近大のスピーチで仕掛けたことっていうのはですね、私冒頭でですね、

ノープランで出てきました。

と言ったんですけれども、半分ホントで、半分ウソなんです。

もちろん、ノープランの部分がほとんどなんですけれども、事前にいくつか仕掛けをしていたことがありました。

まずは、仕掛けていたというか、全体の構成として、しゃべろうと思ってたことは決めていたんですね。

過去の登壇者の方と、比較されるわけじゃないですか。じゃあ、僕と去年の又吉くんが多分最年少なんですよ。

で、この最年少の人間が、あんまり、ありがたい話をしても、説得力で言うと、そりゃあ先輩方に絶対負けてしまうし、

スピーチをするからには、当然、世界で一番を取りに行こうと、本気で思ったんですね。

やるからにはもう、地球上で一番、これまでのスピーチで一番、素晴らしいスピーチをしてやろうということを思ったんですね。

そうすると、説得力が必要な、年輪が必要なことは、手を出しちゃダメだなと。

じゃあ自分が伝えるメッセージってなんなんだってまず考えた時に、

極めて普遍的で、いちばんシンプルなものにしようと思った時に、やっぱり、『挑戦しましょう』っていうことをを伝えようと思ったんですね。

「じゃあ、この挑戦しましょうっていうことを、どうやって伝えようか?」っていうところが、勝負の分かれ目になると。

そのままステージに立って、「皆さん挑戦してみましょう」って言ったら、これ、芸も何もないですから、

「やっぱ流石お笑い芸人だな」「やっぱ流石おしゃべりで生きている人だな」って思ってもらうためには、普遍的で、かつシンプル、極めてシンプルなこのテーマをどういう風に見せるかってところが腕の見せ所だなーとか思ってですね。

まず決めたのは、シンプルなメッセージ、『挑戦しましょう』ということを伝えるっていうことですね。

あんまり変化球は投げない。『挑戦しましょう』だけを言う。

じゃあ、これをどうやってみせていこうかって考えた結果、あの構成になるわけですけれど、構成自体はなんとなく決めてたんですよ、ドジな話をして、それを笑い話にして最終的にはほら過去は変えられたでしょっていう。

で、「これから皆さん失敗することもあると思いますが、それもいずれ過去になるから、それは変えることが可能である」と。

理論上つまるところ失敗なんてものは存在しない。そこでやめてしまうから失敗であって、失敗した過去をその瞬間に料理して変化させてしまえば、

失敗なんて基本的に存在しないから。だから挑戦しましょう。

要は言葉だけで言うのではなくて、自分が1回目の前で人様の前で登壇しているその瞬間に失敗してみせて取り返してみせて、ほらねって言った方が説得力あるなと思ったので、失敗することが大事だったんですよ。

決めたことは、あの瞬間、登壇時間16分の間に絶対に失敗するっていうことです。

それを取り返した瞬間もまるごと見せるっていうことですね。

失敗を実際にしたヤツが「取り返せるから」って言ったほうが、説得力があるなと思ったので、まず決めたのは、失敗すること。

で、 ここからが思いっきり仕掛けたところなんですよ。

「じゃあどうやって失敗してやろうか?」っていうところですね。

 

それでですね、もう盛大に失敗してやれって思ってですね、僕が近大の卒業式を運営しているスタッフさんにお願いしたことは二つですね。

一つ目は、これは事前にお願いしました。司会者の方に、くれぐれも「キングコングの西野さんの登場です。盛大な拍手でお迎えください。」っていう、お客さんを煽るようなことはしないでくれと。

静かーに出させてくれと。近大のスピーチって、順番でいうとですね、卒業式のだいぶ終盤なんですよ。

卒業式、重っくるしい行事が続くじゃないですか。会場の雰囲気むちゃくちゃ重いんですよ。

で、1時間から1時間半ぐらいずっと重いのが続いて、最後のスピーチなんですね。

で、司会者の方が煽らない限りは、基本的にお客さんが異常に沸くっていうことはないので、絶対に客席を沸かさないでくれって言ったのが一つですね。

二つ目です。「登場をやり直すので、VTRすぐ出せる準備をしておいてくれ」って言ったのが二つ目のお願いですね。

つまるところ、もう決めていたことは何かというとVTR終わりで僕が登場するんですけれども、

拍手が、がーって盛り上がる前に喋りだして、「おい、パラパラやないかい、せっかくこうやって出てきたのにパラパラやないかい、やり直しましょう」って言って、VTRをすぐ出してもらってまたすぐ登場してバーって沸くっていう。

ここまでは思いっきり仕掛けたことです。

ここまでは演出ですね。もう完全に狙いにいった。要は、1回目の登場で失敗して、2回目の登場で取り返すっていうもう2回目はむちゃくちゃ湧くわけですけれど、2回目の登場で取り返すっていうところを見せるっていう。

一番大きな仕掛けはここですね。登場で失敗するっていう風に演出したっていう。

でもね、ここでもう一度 、そのYouTubeを見返していただきたいんですけれども、
登場で僕が出てきて拍手パラパラやないかって言ってるんですけど、

これ言ってるだけでですね、面白いことにですね、パラパラじゃないんですよ。

もう、1回目の登場で沸いてるんですよ。よくよくお客さんのリアクションを見てもらえると分かるんですけど、もう沸いてるんですよ。

わーってなっちゃったんですよ、やばいなーと思ったんです。で、だから駆け足で出てってすぐしゃべりだしたんです。

これちょっとでも間あいたら、うわーっとかいええええとか、はしゃぐ人が出てきてそれに引っ張られて、沸き切ってしまうなって。

沸き切ってしまうと、今回のスピーチの狙いというのは登場で失敗するっていうことですから、

失敗しなきゃいけないんですよ。登場で沸いてしまうと困るわけだから。

これまずいなーと思って、沸き切る前にがーって言葉で潰して、「おいパラパラやないか」って言ってるんですけど、よくよく見て下さい、パラパラじゃないんですよ。

でもホント面白いなと思うのが、「パラパラやないか」って言った瞬間に、お客さんのリアクション、ネットのリアクションとか、コメント欄でもツイッターでもなんでもいいんだけど、「西野の近大の卒業式、登場パラパラだった笑笑笑」みたいになる。

そっか。現象っていうものは、言葉で変えることは可能なんだ。

ってことをこの時に思いましたね。全然パラパラじゃないんですよ。

まぁでも、こんなもんじゃないぞということでですね、卒業式の登場としてはこの拍手では足りてないぞっていうふうに何とか強引に持ち込んでですね、

無理から失敗したっていうことですね。

で、もう一回やり直しだって言ってすぐに下がった瞬間にもうVTRが食い気味でバーンてスタートしたんですけれども、

あんなものは事前に用意してないと出てこないので、スタッフさんがいいタイミングで出してくださったっていう。

一つ目の仕掛けとしては、登場絶対に失敗するっていう演出を用意していたっていうところですね。

 

ね、プロって本当にいやらしいんですよね。こういうことをやるんですね。プロっていうのは。

で、ここまでは大したことないんですよ。事前に用意してた部分だから。

ここまではどう転んでも計画通りいくことは分かっていたんですけど、問題はこっからなんですよ。

実はこっからの構成としては登場してからですね、過去のドジ話を喋って、エピソードトーク喋って笑いにして、それ7〜8分くらい喋って終わって、

最終的には失敗した過去は変えられるっていう風な話に持っていくっていうことは、まあここの構成は決めていたんですよ。

ってことはですね、過去のドジ話を喋って、その後、その7、8分後ぐらいに、

失敗した過去はその時の立ち振舞いで変えることは可能だと。

あのとき失敗した恥ずかしかったことも、輝きを増すこと、輝きを出させることは可能であるというふうな話が後に控えているわけじゃないですか。

そうするとですね、ここが一番恐ろしいところなんですけど、

ドジ話で絶対にウケなきゃいけないんですよ。

ドジ話を喋ってスベってしまうと、その後に待っている、過去は変えられるって言うところにつながっていかないから。

変えられてないじゃんという。失敗した過去のエピソード喋ってまた今回も盛り上がってないじゃん失敗したままじゃんっていう話なってしまうから絶対にウケなきゃいけないんですよ。

あの構成上、あそこのエピソード、僕は3発ぐらい喋ったんですけど、全部当てないといけないっていう。

ここが大勝負ですね。ここが大勝負で、ここがノープランの場所ですね。

要は事前にこのエピソードとこのエピソードとこのエピソード喋るぞって決めてしまうと、会場の空気とマッチしない場合があるから。

例えば、急に母親のドジエピソード喋ってこの空気に合わないということ、普通にあるからね。

なのでこうやって、助走しながら探りながら、このお客さんにはどの話をしたらハマんのかな、一発目この話ぶち込んでみよう、ハマった。ってことはこの話がハマるってことは、あのネタ持ってこようっていう、

ここは、ゴリゴリにお笑い芸人の仕事です。ここが一番コワイの。ここが一番コワイんです。

多分、芸人だったらこのコワさ超わかると思うけど、1時間から1時間半、ずーーーーっと黙ってたお客さんが目の前に居るわけですね。

例えばライブとかにしたってテレビの収録にしたって、前説っていうものがあって、前説でがーって盛り上げてくれて、お客さんを温めてくれてようやく、本ネタに入るんですね。

しかし近大の場合は前説がないんですよ。強いて言ったら、僕が自分でやったオープニングのやり直しぐらいですね。

とはいえ、温まり切ってないお客さんに対して、もっと言うとエピソードトークを待っていないお客さんに対して、あの場でエピソードトークなんか喋ったところで、お客さんの中でハテナずっとあるわけじゃないですか。

あれこの人なんでこんな話してんのっていう。この状況でウケなきゃいけないっていうのは、まあむちゃくちゃコワイです。

ただ僕は、ずっとそれやってきたの。
『西野亮廣独演会』と言ってですねぇ、
もう何百回も1人しゃべりをやってきたんで。

講演会じゃないですよ。講演会なんか、いい話をするじゃないですか、ためになる話をするじゃないですか。

そうじゃなくて、独演会っていうのは本当にくだらない話を1時間半から2時間ぐらいするっていうイベントなんですけれど、

それで、日比谷公会堂とかで2000人のお客さんとかを楽しませなきゃいけないっていう、沸かせなきゃいけないっていう勝負をずっとしてきた人間ですから。

ここは勝負だぞとか思って。あの近大のスピーチの、あのエピソードトーク入った時間帯というのはもう芸人としての能力を全部使ったっていう感じです。

一番汗をかいているっていう。そういう時間帯です。

で、そこで笑いさえ取ってしまえば、もう金輪際、来年再来年このあとずっと続くスピーチでこのジャンルで、自分に勝てる人は出てこないだろうっていう風になんか思ったのかなぁ。

まあ本当にもう、フルスロットルで行ってやろう。ここでもう、力でねじ伏せてやろうって思ったっていう。

あそこはもう芸人の牙が生えに生えまくってるっていうところですね。

まあそれなりにコワかったですが、そういう勝負に出てみて、そこで無事ウケて、その後に、ね、過去は変えれるでしょっていう話をしたっていう。

まあそういうところです。

 

さあというわけで、いかがだったでしょうか。

まとめでございます。

仕掛けたこと、まず一つ目は、登場で絶対失敗する。失敗することを演出したっていうこと。

二つ目は、一番コワイ勝負ですけど、芸人としてウケるかウケないか、笑いを取れるか取れないかっていう大勝負に出たっていうことですね。

二つ目に関してはもう仕掛けでもなんでもないですね。真似しようと思っても、昨日今日から急にステージ立ち始めた人が真似しようと思っても到底できない。

本当にこう芸人の経験と才能みたいなことをふんだんに使ったことですね。

あそこは多分なかなか難しいところですね。

なので、大事なのは、用意してた部分と、用意してなかった部分があるっていうところですね。

で、みなさんもスピーチを今後やられる機会ってあると思うんですね。結婚式のスピーチであろうがなんであろうが、ええと、くれぐれもですね、ノープランで出て行くと多分失敗すると思います。

僕は正直別に結婚式のスピーチであろうが、打ち上げの挨拶だろうがどっかの挨拶だろうが、僕はお笑い芸人だからノープランで行ってもまあなあなんてことないですけど、乗り越えれますけど、

ほとんどの人は多分ノープランで行くと、マゴマゴマゴマゴマゴマゴマゴマしてしまうので、やっぱり準備をして行ったほうがいいと思います。

だけど、ガチガチに準備していくと、会場の雰囲気と用意していった構成がそぐわない場合があるので、要は、遊びの部分。

つまり、内容ちょっと変更してもですね、全体の構成に響かないような部分は入れておいた方がいいと思います。

その時その時に、合う合わないが絶対に出てくるので。で、スピーチのポイントとしては、どんだけ、内容しっちゃかめっちゃかになっても、最後のまとめさえ締まれば、なんかそれっぽく聞こえるので、

多分用意して行ったほうがいいのは、最後ですね。

一番最後のまとめの言葉だけは用意して、練習して行ったほうがいいと思います。

そうすると一つの作品として、良いスピーチになってくると思います。

参考にできるのはそこぐらいですね。くれぐれも、エピソードトークとかはあんまり仕掛けない方がいいとは思いますね。

そんなに経験ない場合、危なすぎるので。ウケるスベるの勝負って危なすぎるので。

いい話って勝負はまだいいんだけどウケるスベるは、結果が如実に出てしまうので。

笑い取りに行って笑いが起こらなかった時に、失敗っていうのがもう目立ってしまうので、ウケるスベるの勝負はあんまり得策じゃないと思います。

近大のスピーチでは、僕は芸人なので、ウケるスベるの勝負をしてみましたっていうところでございました。

 

44.キンコン西野が近大のスピーチで仕掛けたこと

 

「プロが教える」伝わる話し方

nishino-voicy

 

説明しなきゃいけない場面ってあって、社会に出ればなおさらで、そこの上手い下手が出世に大きく関わってきたりするので、重大なテーマだとは思います。

でね、このことに関して僕の考えをお返しすると、往々にして説明が苦手な人は、説明が苦手なのではなくて、説明の準備が苦手っていうことだと思うんですね。

ちょっと厳しい言い方をすると、説明の練習をサボってる、と。

努力不足であるっていうことをまず捉えたほうがいいと思ってるんですね。

僕の場合だと、この世界に入って20年くらいになるんですけど、この20年間、ほぼ毎朝、神社に行ってるんですね。

こんなこと言うとあれなんですが、神社に行って神様を拝みに行っているわけではなくて、そこでやってることは、プレゼンの練習なんです。

「つぎ◯◯をします。そのためにアレとコレもします」っていうプレゼンの練習を毎朝しているんですね。どれくらいかな。けっこうな時間やってるんですね。

ここをしているとですね、「お前、なにがしたいの?」ってとつぜん話を振られた時に秒速で対応できる。

毎朝、練習して編集しているから、プレゼン文章および説明にムダがない。

これがすごく大事だと思っていて。

つまるところこれは、やさしさで。

ここを絶対押さえておいたほうがいいと思うんですけど。

話って相手の時間を奪う行為じゃないですか。

自分が何度も練習するだけで、奪う時間を短くすることができるのであれば、練習したほうがいいですよね。

目の前の人のことを思うのであれば、自分が影で練習すればいいだけの話なんで。

だから、説明が苦手っていう原因はですね、くれぐれも才能って言葉で片付けてはいけない。

やっぱり、努力不足、やさしさ不足と思わないと、問題解決には向かわないと思います。

結局、練習が大事だよってことをふまえた上で、次はテクニック、コツの話ですね。その先の話。

じゃあ、上手に伝えるにはどうしたらいいんだ?っていうテクニック論になるんですけど、

いろいろあるんですが、基本中の基本は、相手が自分に興味がある場合と、相手が自分に興味がない場合で、お話の構成を、説明の構成を、変えなきゃいけない。

もう少し具体的にいうと、話のオチを変えなきゃいけない。

相手が自分に興味がある場合は、話にフリを作って、最後までオチるってことができる。

「あの伏線がここできいてきたか〜」っていう話ができる、と。

例をあげると、「梶原くんがうんぬんかんぬんすったもんだあってYouTuberになりました」みたいな。それは僕に興味がある人への話し方ですね。

一方で、相手が自分に興味がない場合は、相手にはおもしろいかどうがわからない話のフリを聞く理由がないわけじゃないですか。

となると、まずオチ、結論を言わなきゃいけない。

さっきの例だと、「梶原くんがYouTuberになりました。うんたらかんたらすったもんだありまして」みたいな感じですね。倒置法ですね。

どっちの話し方のほうが正解っていうのはなくて、
自分と相手との関係性によって話の構成を切り替えることが重要である、と。

一般的には、相手が自分に興味がない場合がほとんどだと思うので、結論から話す、を選ぶのがベタだと思います。

逆説的ではありますが、ここを押さえている人と押さえていない人では、話に立つ打席に立つ回数が変わってくるので、当然、話術の格差がどんどん広がっていく。

なので、なるべく早く押さえておいたほうがいいと思います。

で、なんか宣伝みたいになって嫌なんだけど、僕、オンラインサロンをやっているんですね。

毎朝、けっこうな記事を投稿してるんですよ。毎日、ビジネス書を書いてるような感じですね。

そこでは3万2000人くらいの方が有料でも納得していただけるような文章を書かなきゃいけないので、伝え方、みたいなことはけっこう意識して書いているので。

1回ちょっとのぞいてみてください。

文章というか、喋り方の参考にはなるんじゃないかなぁ。けっこう文章書くのとお喋りするのが得意な方なので。

1回のぞいてみて「なるほど、西野はここでこういう風にやってるのか」とか、「文章やたら長いから、ここでインパクトもってきたんだ」とか、話し方、説明の仕方、文章の書き方の参考になると思います。

 

70.キンコン西野流『伝わる話し方』

 

西野亮廣 情報一覧

 

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