西野亮廣エンタメ研究所

キンコン西野 Voicyおすすめ「お金」の話

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キンコン西野 Voicyおすすめ「お金」の話

 

悩んでいる人
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キンコン西野さんのVoicy聴き始めたんだけど数が多すぎて…お金に関わる話だけ聞きたいんだよなぁ…

 

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西野亮廣エンタメ研究所 Voicyとは?

voicy

 

どうも、キングコングの西野亮廣です。お笑い芸人をしたり絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の運営をしたりしています。

 

このお決まりのセリフを毎朝聴いているあなたへ向けて書いています。

はじめまして。

僕は2019年の1月より、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に入会しているフラシカと申します。

岩手に住み、普段は工場勤務をしています。

その傍らでブログ運営に繋がる学びや、実際にそれを収益化する為のアフィリエイト広告の勉強をしています。

人生に迷い悩んでいた頃、西野さんのオンラインサロンに出会い入会しました。

今は自分のいる場所から実践的なビジネスのこと、そして何よりも仕事に対する「姿勢」をオンラインサロンから学んでいます。

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Voicyについて

 

Voicyは毎朝出勤時に試聴しています。

「おはようございます」ツイートと一緒に、その日の放送の感想を呟くのが日課です。

 

最近本数も増えて検索もしづらいなと感じ、今回Voicyの放送を「お金の話」だけに絞ってまとめてみました。

オンラインサロンのみなさんや、最近Voicyを聴き始めた方に向けてお役に立てれば幸いです。

 

Voicy最近聞き始めた人へ

2019年9月26日から配信スタート。

西野さんのVoicyでは普遍的なお仕事の話をメインに毎朝7時に配信しています。

  • 「未来について」
  • 「お金について」
  • 「仕事の向き合い方について」
  • 「広告・マーケティングについて」

お金について勉強したい方にはこちらの記事もオススメです。

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西野亮廣エンタメ研究所 Voicy 「お金」の話一覧

西野亮廣エンタメ研究所「Voicy」の内容を「お金」の話でまとめました。

各タイトルにリンクを貼っているので、そこからVoicyの音声へ飛べます。

 

西野さんは2017年に「革命のファンファーレ」というお金と広告についての書籍を出版しました。

今読んでも全く古くない、ビジネス書初心者にも読みやすい名著です。

Voicyの内容はこの本をベースに、さらに本には書ききれなかった細かな視点でお金について教えてくれています。

 

なのであえて1冊のビジネス本を読んでる感じを味わえるように、長いですが1記事にすべての内容を詰め込みました。

文章はVoicyの内容を文字起こしして読みやすいように編集してあります。

音声・文字、お好きな方でお楽しみください。

では、西野亮廣が語るお金の話です。

 

「お金」のことをキチンと知ろう

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まず僕達が普段働いた時にいただいている給料というものは一体何なのか?

っていうのは、僕たちは定義しなきゃいけなくて、給料って何ですかっていうことですね。

そういう問題を出した時に大概返ってくる答えがですね、

「自分が提供した労働力の対価である」
「働いた分の代わりにもらえるものである」

って捉えている方が、多分日本の場合だと99.9%そういう風に捉えていると思うんですけど、これは大きく間違っていて、

給料っていうのは

「提供した労働力の対価」ではなくて「提供した価値の対価」

これどういうことかって言うと

例えばおむすびを握ったとして、このおむすびをお腹いっぱいのAさんに売るのと、お腹ペコペコのBさんに売るのとですね。

そういう2パターンがあった時に

お腹いっぱいのAさんにおむすびを売った時は、このおむすびは50円ぐらいでしか売れないと。
お腹ペコペコのBさんにおむすびを売った時は500円ぐらいで売れました。

これ提供した労働力は一緒なのにおむすびの値段が違う。

何でかって言うと、提供した価値が違うからですね。

つまり給料っていうのは提供した価値に反応してるっていうことでね。

ここを把握しておかないとですね、たぶん多くの人が陥ってしまうのが

「なんで私こんな働いてるのに給料が安いんだろ。」

これ結構どっかで色んなところで聞いたことがあると思うんですけど。

「こんだけたくさん働いてるのに、こんなに給料が安いのはおかしい。」
みたいな。

でここはですね、この話から言うとですね

給料ってのは労働時間に比例してない。

比例関係にないっていうことですね。提供した価値に反応してるんで。

もっともっと話を掘り下げていくとですね

例えば、山の上のジュースは何で値段が高いか。

山の上のジュースってちょっと高いですよね?180円とか、場合によっては200円とかしますよね。

あれは何で高いんでしょうか?

っていう問題を出したら大体返ってくるのが

「山の上にジュースを運ぶための配送コストがかかるから。」

何かそんなイメージありますよね。

山の上にジュース運ぶまでに、えっさほいさ運ぶまでに、人件費とかかかってそうだから。

そのおかげで山の上のジュースは高くなってるじゃないかなって、考える方がいらっしゃると思うんですけど、これもやっぱり大きく間違っていて。

配送コストがかかるから山の上のジュースが高いというのであれば

例えばですね

ドローンで山の上までジュースを運べるようになりましたと。配送コスト0円です。

その時に山の上のジュースが安くなるかっていうと、やっぱり安くなんなくて、
配送コスト0円なのにね。やっぱ値段はそのままですね。

何で山の上のジュースはそのまま高いままなのかっていうと、山の上のジュースは価値が高いからですね。

つまり

この地上みたいにコンビニがたくさんある訳でもないし、自販機がたくさんある訳でもないし、山の上に登るまでにお客 さんは喉がカラカラになってるから。

山の上のジュースは価値が高いから値段が高い。

配送コストは関係ないということですね。

やっぱりそこも価値で、有名な話でいうと、さんまの話が凄く有名なんですけど。

例えで良く出されるんですけれど、こういう話をする時に。

さんまって毎年値段が違うんですね。安い年もあれば高い年もある。市場に行くとその値段って顕著なんですけども。

安い年のサンマってどうかっていうとですね、安い年のサンマって美味しいんですよ。味が詰まっていて。

高い年のサンマ っていうのは、おいしくないんですね。

ここちょっと気持ち悪いですよね。

安い時の方が美味しくなくて高い年の方が美味しかったらまだ気持ちがいいですよね。クオリティに比例している感じがするので。

だけど違ってですね、サンマっていうのは安い年の方が美味しくて、高い年の方がまずい。

なんで、こういうことが起こっているかっていうとですね、安くておいしい年にどういうことが起こっているかというと

さんまの餌となるようなプランクトンが海にたくさんいてですね、サンマはそれをいっぱい食べて育ったもんですからブクブクブクブク味がもうぶりぶりになってたくさんサンマが育って、そしてたくさん取れたから一匹当たりの値段が安くなった。

一方で高い年のサンマっていうのはどういう状況で発生したかというと、さんまの餌となるようなプランクトンが少なくてサンマがあんまり育たなくて身もやせ細ってて、あんまり育たなくてあんまり取れなかったから一 匹当たりの値段が高くなっ たってことですね。

ここを押さえておかなきゃいけないのは

クオリティーと値段っていうのは比例関係にないっていうことですね。

美味しければ高い っていう、そういうことではないっていうことですね。

やっぱここも価値、希少価値に反応していて、だからここを押さえておかないと

「私こんなにハイクオリティのものを提供してるのに、なんで給料が安いんだ」
っていうとこに陥ってしまうので。

ここを押さえておかなきゃいけないですね。

ホリエモンの給料が高いのは、ホリエモンが一人しかいないからという。

単純にそれだけで、アルバイトの方のコンビニのアルバイトの方の給料が安いのはコンビニのアルバイトをやっ てる人がもうたくさんいるから。

つまりホリエモンが100万人いたらホリエモンの給料は安いっていう。基本的にはやっぱこれ希少価値に反応しているってことですね。

なのでシンプルな結論を言うとですね、

給料を上げようと思ったら希少人材にならなきゃいけないっていうことですね。

ここを見誤ってしまって、給料を上げるためにたくさん働くだとか、給料を上げるためにハイクオリティのものを提供するだとかをやってしまうと、ちょっと路頭に迷うことになると思うので、

まずは、この希少人材になるっていうところを押さえた上でハイクオリティのものを提供する、っていう活動をしていった方が多分いいと思います。

 

4.『お金』のことをキチンと知ろう

 

「お金」はどこから生まれたのか?

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『お金』はどこから生まれたのか?」

一般的によく言われてるのは

もともとお金なんて存在しなくて、元々人間は物々交換してましたよね。
魚を取った人と山で肉を取った人が「ちょっと交換しようぜ」みたいな。だけど、これはちょっと問題があったんですよ。

魚を取った魚屋さんが山に魚を持って行くまでに、魚が腐っちゃうんですね。腐らなかったとしても「持ってきましたよ!」って言っても、肉屋さんが「いや、俺今は魚いらねえんだよな」って。「今わらじが欲しいんだよ」って。

ここで、物々交換があんまりうまく回らなかったんですね。

それで、どうしようかなってなった時に

「じゃあ一旦、みんなが持っている魚とか肉とかわらじとかを別の腐らないものに置き換えよう」っていうことで

「1回貝に置き換えてみない?」って。

つまり、「魚1匹が貝5個分です」とか、「肉1個が貝7個分です」とか。「わらじが貝4個分です」みたいな感じで、1回、何か腐らないものに、そして持ち運びができるものに
置き換えてしまおうみたいなことで。

1回、何か別のものに置き換えたんですね。貝だったり、まあ日本の場合だったら稲かな?持ち運びができるものに置き換えたんですね。

この瞬間に、お金っぽいものがまず誕生した。

でね、ここはやっぱり漢字の名残がやっぱあって

よく言われてますけど、「買う」とか「貯める」とか「財」っていう字とか、全部「貝」っていう字が入ってますよね。もともとそれだったからって言いますよね。

それで「稲」っていうのもね、当時は「ネ」て言われてましたから。だからこれが変わって変わって、値段とかの「値」。「値(あたい)」っていう字にやっぱり今残っているっていう。そうなった訳ですね。

とかく1回物々交換から、何か持ち運びできて腐らないものに置き換えようっていうことでですね。この瞬間に、お金っぽいものはまず生まれました、と。

でも、これちょっと問題があったんですよね。

貝って何かその辺に落ちてんじゃん。で、稲は腐らないっていっても、ちょっと腐っちゃうぞ。貝はちょっと割れちゃうぞ、みたいな。結構、問題があったんですよね。

稲も結構量獲れちゃうしし、貝もその辺に落ちているから結構量取れちゃうし。貝を集めたら、もう肉でも魚でも何でも買えんじゃん、となっちゃうからこれはあんまりよろしくないということで。

じゃあ傷まずに、腐らずに、そして数が少ないものにしよう、と。貝とかじゃなくて、稲とかじゃなくて、もうちょっと地球的に、数が少ないものにしようということで。その辺に落ちてないものを交換のアイテムしようっていうことで

ここで金銀銅みたいなのが出てきた。

銀とか銅とかはちょっと時間がたったらどんどん汚れて行くけど、でも、金は全然汚れないから。「やっぱ、金だよね。」みたいな。

じゃあもう金を持っていたらあらゆるものと交換できるようにしようということで、結構ここらへんからもう『お金』ですよね。通貨とかコインになっていきましたよね。

でもここでもまた問題があったんです。

金、重いんですよ。

東京から大阪に運ぶ時に、大阪で結構でかい家を買いたいなってなった時に、金めっちゃ持っていかなきゃいけないじゃないですか。

重いんですよ。で、目立つっていう。やばくない?

大阪で家買うためにさ、東京から大量の金を運んでたらさ、もう山賊に狙われんじゃん。金重いし、ポケットに入れてもパンパンになるから目立つんですよね。で、これは困ったなってことになる訳です。

ここで、「金は重いし、目立つし、ちょっとリスク高いなあ」って
みんなが思っていたところに、面白い人が現れるんですね。

「いや、うちで金預かりますよ」っていう『両替おじさん』みたいなのが。この両替おじさんの名前は国によって違うから、『両替おじさん』とだけして下さい。

とにかく、金を預かりますよっていう、ええ感じの金庫か何か持ってたんだと思います、頑丈な。この両替おじさんが「金を預かりますよ」って言い出した訳ですね。

つまり、「100ゴールドをうちで預かります」と。その代わりに100ゴールドを預かった時に、100ゴールドの預かり証をお渡しします、と。この預かり証をまた家に持ってきてくれたらいつでも金をお返ししますので、お渡ししますのでみたいな。この『預かり証』みたいなのを、両替おじさんが撒き出す訳ですよね。確かにそれでみんな助かるんですよ。

預かり証はもう紙ペラですから、100ゴールドの預かり証さえ持っていれば、1000ゴールドの預かり証さえ持っていれば、その両替おじさんのところに行って、じゃあその「100ゴールドください」とか「1,000ゴールドください」とか言えてしまうので。みんなこの預かり証を配ってくれる両替おじさんにですね、金をバンバンバンバン預けた訳ですね。

代わりに預かり証を貰ったと。で、この両替おじさんから貰った100ゴールドの預かり証でですね。

例えば、焼きそば屋さんとか行って焼きそば買うんですよ。焼きそば屋の店主に言うんです。「この預かり証をあの両替おじさんのところに持って行ったら、100ゴールドをもらえるから」って。

それでもう預かり証で焼きそばを買うんですね。焼きそば屋の店主も、「ああ、そうかそうか」みたいなことで預かり証を受け取って、焼きそばを提供すると。そして焼きそば屋は次に、この100ゴールドの預かり証を両替おじさんところに持っていかなきゃいけないですけども

「でも、ちょっと待てよ」と。家も、商店街の連中も全員、この100ゴールドの預かり証は、両替おじさんのところに持っていったら100ゴールドと換えてくれる、ということはもう知っていると。わざわざ両替おじさんのところに持っていかなくても

「この100ゴールドの預かり証でかき氷買っちゃえばいいじゃん」みたいな。
「この100ゴールドの預かり証で自転車買っちゃおうぜ」みたいなことになった訳ですね。

つまり、もう両替っていう段取りをちょっと省いて、預かり証でまた次の何かを買って、そこで受け取った預かり証でまた次の何かを買って、みたいな。

預かり証だけで、ぐるぐるぐるぐるぐるぐる回り出したんですね。

もう金と両替なんかもうしてないんですよ。預かり証っていうこの紙ペラ1枚だけで、モノが買えるようになっちゃった。

これが紙幣の誕生ですね。

つまり、お金っていうのは「100ゴールドの預かり証には100ゴールドの価値がある」ってみんなが信じたから、そこに価値が発生したということですね。

当然、これはただの紙切れですから、ここには何の価値もないと。「これただの紙切れじゃん」って言われてしまったら、価値がなくなるということですね。皆さんが持っている、千円札とか、一万円札とかも。

これも日本だから使えますけど、アマゾンの奥地に行って、何とか部族のところ行って、
「じゃあこのバナナ1000円で売ってください」って言っても、買えないじゃないですか。
なぜならその部族の人は、この千円札に千円の価値があるって信じていないからですね。

つまり、お金っていうのは、みんながそこに価値があるって信じているから価値が発生している。

これ『共同幻想』なんですね。みんなが信じているから。

ここですね、まずここを押さえておかないと、「あ、お金ってそういうものなんだ。」と。
なんか「信じてるから」っていうと、すごく神様みたいな感じですよね。でもそんなもんなんですよ、やっぱり。

お金ってそういうもので、そういう性質があるんですよっていうのと、そういう歴史があったんですよっていうことは、まず知っておいた方がいいです。

これを押さえておかないと、この先々で出てくる色んなお金にまつわるサービスっていうのが、ちょっと理解を追い付かなくなってしまうので。

まず大前提としては、お金っていうのはこういう歴史があって、お金っていうのはみんながそこに価値を信じているから価値が発生していますよっていう。
こういうことですね。

まとめますね。

このお金誕生の歴史を振り返るとですね、まずはお金に必要だった機能っていうのは『尺度』であるということですね。

つまり、魚5匹が貝5個分だったとか。貝7個分で肉が買えますよっていう。お金には『尺度』としての機能が必要であったと。

そして、やっぱり『交換』ができなきゃいけなかった。魚や肉やわらじと交換ができなきゃいけなかった。

そして、持ち運びができなきゃいけなかった。さらには、腐っちゃダメだった。もうひとつ言うと、数が増えすぎちゃダメだった。

この5つくらいの条件が整って、
ようやく僕たちはその交換するアイテムを『お金』として信じることができたんですね。

この時に、お金が誕生した。

 

13.「お金」はどこから生まれたのか?

 

「お金」の使い方

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「家は借りた方がいいのか買った方がいいのか」

という2択あるじゃないですか。

みんなこの2択に迫られますよね。借りたほうが得なのか、買った方が得なのかっていう

で、これは19、20歳の時の僕にも、この質問が迫ってきたんですね。

考えたんですよ。19歳の時に。「家って借りた方がいいのか買った方がいいのか」
ちょうど引っ越しをした時ですね。

19歳で一人暮らしをスタートさせたんです。19歳の時は家賃が4万円弱ぐらいだったんですよ。

で、比較的売れるのが早くて、20歳の時には、家賃が12万円ぐらいになってたのかな。

で、一つ思ったのが、このまま僕は家を借り続けるのか、それとも買った方がいいのか。

あと、大前提として、引っ越しめんどくせえ。引っ越しなんでこんなめんどくせえ。
いちいちい荷物まとめて出て、また運んだらまたそれを広げて、みたいな。

引越しに時間割きたくないなっていうこの2つがあったんですよ。

整理しますね。

「家は借りた方がいいのか買った方がいいのか」っていうのが一つ。
「引っ越ししたくない」っていうのがもう一つ。

で、これからどうするか、20歳の僕は考えるわけですけど

まず、買った時のデメリット。

家を買った時のデメリットって、色々あるんですけど、一番ベタなのは大きな借金ですよね。

大きな借金ができると。でもそんなこと言い出したらですね、一生借りるって決めたらですね、一生家賃払わなきゃいけないわけですから。

これ、ローンと家賃で、言葉が違うだけで、状況一緒ですね。ずっとお金を払い続けると。

で、このお金を20歳の時にちょっと計算してみたんです。

20歳の時に住んでた家の家賃が12万円、ここからもっと売れるとしても、老後のことを考えたら、俺そこまでそんな仕事とかしてるかなーとか思ってですね。

一応、生涯12万円で住み続けるっていうふうに計算してみたんですね。

そうすると

12万円×12カ月×80年・・100歳まで生きるとしたら80年ですよね。

ざっくり、約1億1500万円くらいだなと。払い続ける家賃は。1億1500万払うのかーと思ったんですよ。家賃で。生涯。

賃貸と購入と、状況同じところがですね、賃貸は最終的に資産にもならないと。

で、ここでオロオロっと思うわけですね。

住むことにお金がかかるという条件は、購入であろうと賃貸であろうと変わらない。

結果、毎月住まいを買ってるわけですね。

その月の住まいを。ローンという形であれ、家賃という形であれ、毎月住まいを買っていると。

「そっかー1億1500万円の家をどっちみち買ってはいるんだなー」

で、もし買うとして、1億1500万円で買って、8年後に売るとして、半額ぐらいだとして
「5000万円」ってなってきたらですね。

20歳ときの僕に問われていたのは、1億1500万かけて5000万円を買うか、1億1500万円かけて0円を買うかって言う、そういう2択になってくるなあと思った時に

これ2択でもなく、これ1択じゃんと思ったんですよ。

なんでわざわざ1億1500万円をかけて0円を買っちゃうんだと思ったので。これ買うしかない。と、20歳の時に思ったのが一つですね。

それよりも何よりも、資産になるかならないか、ということよりも、何よりも思ったのは家を買ったら、家を自分好みにカスタムできると。

ここの廊下ちょっと広くしてとかここの壁何色にしてとかここに穴を開けてとか。

今も、僕の家は、知ってる方もいらっしゃると思いますし、ネットで探したら出てくると思うんですが、なんと浮世離れした家に住んでるんだっていう感じなんですよ。

もう壁ぶち抜いてもう外みたいにしてしまって。街の中かよ。みたいな感じになってるんですけど、家の中がですね。

というのは、僕は、家の中で作業する時間が長いので、ここを快適にした方がいいなぁと思うんですね。

で、自分好みにカスタムできるって、これ言い換えるとですね。

ストレスを抱えながら作業するか、それとも、お金をかけてストレスを取り払って作業効率を上げるかという。

つまるところ、自分に対する先行投資ができるか否か。

で、僕ずっとそうなんですよ。これは、デビュー当時から変わってなくて。

お金の使い方っていうのが、消費と浪費と投資、3つあるとしたら、

消費は仕方ないですね、みんな使うから。
浪費、贅沢には、1ミリも興味はないんですけど、
投資は割としっかりしていて。

自分の仕事の効率が上がるような、環境づくりには、お金をかけているっていうところですね。

豚に普通のメシ食わすか、ドングリ食わして最高級のイベリコ豚にするか、みたいなことに近いかもしれないですね。

僕は「いい感じのイベリコ豚になりたいな」っていうのはあったので。結構どんぐり食わしてるっていう。

どんぐりを自分に食わすか食わさないかっていうところが、分かれ目になってくるなぁと思いました。

そこで、「いや、ドングリは我慢だ」っていう人もいらっしゃるし、それが一概に間違いだとは思わないですけれども。

自分のやり方が正解だとは言い切れないですけど、少なくとも僕は、こうしていますという話です。

まとめますね。

家は借りた方がいいのか、買った方がいいのか。という、この問題に対してはですね。

「自分が出した答えが正解で、周りが出した答えに疑問を持たないのが不正解」

というところだと思います。環境は人それぞれ違うものですから。

で、僕が出した答えというのは、自分の作業効率が上がる環境づくりには、比較的投資しているっていう。お金をかけますよっていう。

一方で、生活費は、大学生より掛かってないと思います。

最近ちょっと炎上した、手取り14万、日本終わってますみたいな、あのツイートが、わーって盛り上がってますけど、14万かーって。

僕、月の生活費なんか10万かかってないなあと思った時に、結構良い生活じゃん、とか思えたんですけど。

まぁそれくらい、自分は生活費にはあまり興味ないんですけど、環境づくりには結構しっかりお金をかけて、しっかり働ける体づくりをしております。

 

34.キンコン西野の「お金」の使い方

 

「お金」の正しい稼ぎ方

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「大学進学に向けて勉強していると、生活費を稼ぐためのアルバイトというのが非常に無駄に思えてくる」という、この相談の答えになるんですけど。

この問題って何なのかというと、端的にいうとですね、

「自分の夢・目的と資金調達の手段がチグハグになっている」

ってところだと思うんですね。

例えば、他人に置き換えると見えてくるかもしれないけど

例えばイラストレーターを目指している人がキャバクラでアルバイトしても、そのキャバクラでの経験って100%無駄とはいわないけどイラストに活かせる割合ってのは少ないじゃない?

キャバクラで喋ったことが絵に活きてくるかっていうと、なかなか繋がってない。リンクしていない。

お笑い芸人を目指している人が、キャバクラとかホストでアルバイトするってことだったら、ちょっとはリンクしそうですよね。自分のその経験というのが、その後の自分の目的に活かせるので。

やっぱり問題は、「自分の夢・目的と資金調達の手段が違う」ってところがあると、無駄なバイトだと思っちゃうのかもしれないですね。

このことを踏まえて続けますね。

で今回のこのヒロムさんの相談の一番最後に「西野さんならどう行動しますか?」っていう一文があったので、僕だったらこうするかなぁっていうのをお答えするとですね。

ただ、何を学ぶための大学進学なのかっていうところが具体的に書かれていなかったので、ちょっとイラストレーターっていうことに置き換えたとして・・・

例えばね、僕が「イラストを書かなきゃいけない。だけど生活費を稼がなきゃいけない」
っていう状況にあったときになにをするかというと

絶対にクラウドファンディングをすると思う。

まあ今自分でもやっているんだけれど。もう本当に普通に「イラストレーターとして活動するための生活費がほしい!」というクラウドファンディングでいいと思う。

で、そのクラウドファンディングで支援してくださる方にはそのリターン・返礼品を用意するでしょ。

そのリターンで絵を出すかな。

あなたの似顔絵を書きます、とか注文いただいたイラストを書きます、とか。

もちろん、「私はこういう絵描きです」「こういう絵を描くものです」っていう自分のタッチみたいなものは、紹介文で出した上でね。

「このタッチであなたのイラストを書きます」っていう、それで1作品5000円とかいう風にして、リターンで生活費を稼ぐと思う。

で、クラウドファンディングってそういった予約販売の側面があるからね。

そうすることによって、自分の絵が売れるわけじゃないですか。売れるっていうのは、広まるわけじゃないですか。

プラス、リターンの製作にかけているその時間というのは自分の画力の向上に向いているから、自分の夢・目的と資金調達の手段っていうのがマッチしてますよね。チグハグじゃないということ。

これは選択肢の一つとして持っておいていいと思う。

世の中がね、まだクラウドファンディングに対して理解がすっごく浅いから、こういうことをすると飛んでくる批判としては・・

「自分の金でやれよ」っていう。絶対飛んでくるんですよ。

クラウドファンディングをよくわかってない人は「自分の金でやれよ」「生活費なんか自分で稼げよ」って言う。

「いや、これクラウドファンディングは予約販売だから、自分で稼いでるんだって。」って言ったところで、事情をよくわかってない人ってそういう批判を飛ばしてくると思うんですけれども、やったほうがいいと思う。選択肢として持っておいた方がいいと思う。

事実、僕ね、大きい個展をする時とかあるんですね。

大きめの個展をするときの、個展の制作費っていうのをいろんな方法で捻出するんですけれど・・

例えば、スポンサーさんからお金を集めて、その集めたお金でやるっていうこともあるんですけど。スポンサーさんからお金をいただいたときって

ちょっと『スポンサーさん臭』を出さなきゃいけないじゃないですか。

当然スポンサーさんは自分の宣伝としてやっているので。

で「それをあんまり出したくないな」っていう時は、スポンサーさんについてもらうってことはしないんですね。

例えば、今年の4月とか5月にやった個展なんて、制作費が5000万円くらいかかったんです。

んで僕はその入場料でペイしようって思ってなかったので、入場料ほぼほぼ0円でいいやと思っていたので。

一応、人が来すぎちゃうので、大人500円っていうのだけは設けましたが、でもまあ入場料500円で5000万円をペイしようとしたら、ほぼこれ無理ゲーで。子供は無料にしていますし。

入場料でペイしようなんて思ってないんですよ。

じゃあそのお金をどうやって集めたかっていうと、クラウドファンディングで集めたんです。

そのお金を集めるときにですね、クラウドファンディングのリターンで「僕の講演会を開催できる権利」というのを出した。

つまり僕が講演会で全国を回って、それによって5000万円とかを集めるということですね。

で講演会に関しては、僕がそこでしゃべる内容だとか、自分の勉強になっているんです。

「あ、こういう話をするとハマるんだなー」とか、「こういう話はみんな興味がないんだな」とか、そこでだいたい次のビジネス書に書くような内容を試すんですね。

試して試して試して、ブラッシュアップして、アップデートして、精度をどんどん上げていって、で最後1冊にパッてまとめて出すんですね。

そうすると、僕のこの目的と、予算の集め方・資金調達の手段っていうのが合ってるじゃないですか。

資金調達をすればするほど、僕の(講演やビジネス書の)クオリティがあがっていくので。

なのでクラウドファンディングで生活費を稼ぐっていうのはそんなにずれた行動ではないと思っていて。

やっぱ、選択肢の一つとして、こういう選択肢も持っておいた方がいいと思います。

 

 

54.正しい生活費の稼ぎ方

「お金」収入はどれくらい?

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ほんとにお金に興味ないんですよ。

生活費に興味がなくて。制作費には興味ありますよ。制作費を集めないと挑戦を続けることができないから。だけど、贅沢の類には一切興味がないので。

まじで自分がどれくらい稼いでいるかとか、一切知らないんですよ。

給料明細を1年目のときからみたことがなくて。今月の給料いくら、みたいなの見たことないんですよ。

ほんとにパフォーマンスでもなんでもなくて、詳しく知らない、ってのが本音です。

でも、だいたいこれぐらいいただいているんだろうなって想像はできるので、テキトーに計算してみてください。

まずは、レギュラーの仕事としては漫才の出番が月に2、30ステージあるんですよ。
毎月ででるんですよ。デビューから変わらず。なので年間300ステージほどですね。

1ステージのギャラはわからないですが、芸歴20年目なのでそれなりにいただいていると思います。

で、講演会が年間70本くらいかな。これに関してはイレギュラーで受け付けるのですが、
ときどきクラウドファンディングのリターンでだすときがあるんですね。

イレギュラーで受け付けるときの値段は知りませんが、クラウドファンディングで受け付けるときは1本50万円だったと思うんですよ。なので、これだけで年間3500万円くらいですね。

で、ときどきCMをやってる。これは年間契約なんですが、いくらいただいているか本当に知りません。まぁでもCMなのでそこそこいただいていると思います。

あとは、年に1、2冊ペースで本をだしております。けっこう売れっ子作家で、本出すとコンスタントに10万〜15万部くらいは売れるのかな。これがずーっと重版かかっていくので、印税が入っている。これがいくらかわからないですが、テキトーに計算してください。

たぶんわかりやすく大きいのが、オンラインサロン。こちらは月額1000円で、会員数が現在3万3000人(voicy収録当時。2020年4月現在4万4000人)くらいだから、単純計算で月に3300万円。年間4億円くらいですかね。

このほかにも細かい仕事はあるんですが、レギュラー仕事っていうのは大体これくらいですね。

これを計算するといくらくらいになるのかよくわからないですが、けっこうというか、だいぶ頂いているほうだと思います。

これが僕の収入なんですが、こんなものを独り占めすることに一切興味がなくて。

僕の活動は『株式会社にしのあきひろ』っていう僕と、お手伝いしてくださる社員の方ひとりの、ふたりの会社でまわしていたんですけど、

今年の夏に会社の社長を友達にあげて、これらの収入は『株式会社にしのあきひろ』改め『株式会社NISHINO』の売り上げにしてしまって、僕は『株式会社NISHINO』から役員報酬って形でお給料をもらって生きているって形ですね。

「会社をあげる」って言ったときは、僕がいただいている給料を分配するってことなので、
「お前それいらないの?」ってビックリされたんですけど。

やっぱり僕は、挑戦を続けることができて、生活をできるだけのお金があればそれでしあわせだし、1円でも多くエンタメに投資したので、いらないんですよね。貯金とかしてても仕方ないし。

それだったらやっぱり、サロンメンバーからお金はサロンメンバーに還元するべきだと思っていて、毎日毎日、サロンメンバーを楽しませるためにお金を全部投下しているので、とんでもないネタが毎日のようにでてくるんですが、それでいいと思うんですよね。

たくさんのお金を自分が持っておくことになんの意味もなくて、お金をまわすことのほうが意味があると思っているので。

けっきょく放棄しました。さっきのまとまったお金。年間いくらか稼いでるお金。放棄して還元するっていうほうにもっていきました。

結論、僕の年収はアラフォーの年相応くらいか、それより少し多めくらいですかね。ビックリするような額ではない、ということですね。

それでも僕はしあわせです。

なので、年収がいくらか?ってひけらかすこととか、「俺これくらいやぞ」って言うことに興味ないし、人がどれくらいもらっていようが「へー」って言うだけで、

「そんなことより、どんなエンターテイメントを世の中に提供してんの?」

っていうほうに興味があるので。そんなとこです。

まぁでも、西野はこれくらいの稼ぎがあって、それを放棄したんだな
ってことをご理解いただけるとうれしいです。

 

74.キンコン西野の「年収」はどれくらい?

 

「お金」を払うメリット

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僕の学生時代の話になるんですけど、当時、90年代後半だったので、CDがよく売れてたんですね。

学生時代だからお金に余裕はなかったんだけど、アルバムとかけっこう買ってたんですよ。

『ブランキージェットシティー』とかが好きだったので。

あと『ミッシェルガンエレファント』とか。『ドラゴンアッシュ』とか。『エレファントカシマシ』とか。

すごい人気あるグループがたくさんいて、そのアルバムを買ってたんですね。

アルバムだと3000円くらいかなぁ。けっこう大金ですよね。3000円って。一生懸命、貯金して、大金払ってアルバム買うわけですけど。

アルバム聴いてるとね、リード曲とよばれるメインの曲がいいのはわかってるんですよ。それはだって、テレビとかで流れているし、「あの曲いいな〜」ってわかってるんですけど。

なんか、6曲目とかに入ってる「これどうなの!?」って感じのマイナーな曲があったりする。「すごい盛り上がりもないまま曲終わっちゃったな」みたいな。

そういう曲ってあるじゃないですか。アルバム12曲くらいあるうちの、3曲、4曲くらいは。

でもやっぱり3000円って大金を払っちゃったもんだから、マイナー曲であろうとなんども聴くんですね。元を取ろうと。

そうするうちに、そのマイナー曲がいちばん好きになったりする。

当時、僕たちは、噛めば噛むほどおいしくなるマイナー曲のことを「スルメ曲」って言ったりしたかな。

その「スルメ曲」っていうのに、アルバムを買うと出くわすことがある。そういう経験って毎回したんですね。

で、いま、音楽無料で聴けるじゃないですか。YouTubeとかに上がってたりしますよね。

「スルメ曲」であろうと無料である。と,

お金を払っていたら、「元を取りたい」とか、「お金を払った自分が間違いではない」と言い聞かせたくて、なんどもなんどもマイナー曲を聞いたんだけど、

無料だと、1回きりでいい。

イマイチな曲を「もう1回聴こう」って噛む理由がないんですね。その曲が「スルメ曲」であろうと、「スルメ曲」であることに気づかない。

これが、無料の取りこぼしてるところですね。

書籍もまったく同じで

立ち読みしてたら「おもしろくないな」と思った瞬間に閉じちゃうけど、買っちゃったら、元を取りたくて、自分は間違いじゃないって思いたくて、おもしろくなくても、もうちょっと読んでみようってなってページを読み進めた先に「ヤバイ展開になってきたな」って、その本のほんとうのおもしさにたどり着くことがある。

これは、買ったからですよね。

話をまとめると

お金で僕らはなにを買っているか?というとですね

商品、および、作品のほかにですね、自分の吸収力とか、ねばり、を買ってる。

お金を払わないと、吸収率やねばりがない状態で情報を飲み込むことになるから。

たとえば、ビジネス書の場合だったら、勉強効率がわるい。

時間を割いているわりには、お金を払っている人に比べたら、身になっていないってことが結構あるんですね。

やっぱり僕たちは、元を取ろうとするし、やっぱり僕たちは、自分の判断は間違ってなかったって思いたい気持ちがある。

そのエネルギーは思いのほか強いし、自分のためになる。

このエネルギーをうむきっかけは買ったっていうことです。

だから僕は、なにかを買うときは元を取りたい、自分は間違いじゃないっていう気持ちを買った、としています。

なので、たとえばね、仕事できる人ほど買いたがるんですよ。

理由はふたつあって。ひとつは、買うことでその人を支援する。

演劇招待されたら、「チケットは買わせてください」っていう人って、買うことで相手の活動を支援したい。っていうのがひとつですね。

で、もうひとつは、買うことで元を取りたい。吸収率をあげたい。

僕けっこうやるんですよね。「この演劇どうなんだろう?」って舞台をよく観に行くんですね。

おおよそ外れだろうな、ってなんとなくポスターとかみたらわかるじゃないですか。ああいう演劇をお金払って観に行くんですね。

そのときはお金と時間を自分から払って行ってるから。自分から払いに行ってるので。「この演劇は何がダメなんだろう?」とか、「この劇団がお客さんをよべない原因はどこにあるんだろう?」っていうことを、すごい前のめりで考えるんです。

つまり、お金払った元を取ろうとする。ここのよさがありますよね。

なので、僕はなんでもかんでも買え!とか思わないんですが、買わないことによって取りこぼしてる部分はありますよ。

 

83.『タダ病』のあなたが知った方がイイ「お金を払うメリット」

 

 

「お金」を子供で稼ぐことについて

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TBSの番組で美川憲一さんとビッグダディの元嫁の美奈子さんが言い合いをする番組でね。

美川さんが美奈子さんの最近の活動に対して「ひとこと物申す!」みたいな感じだったんですね。

美奈子さんが何をしてたかっていうと、youtubeのスーパーチャットです。お子さんと一緒にyoutubeに出て投げ銭をもらうみたいなことをしていてですね。

美川さんから一言、二言あったわけですが、なかなか厳しめで。最初からちょっと変だったんですよね。「あんた金が欲しくてここに来たんでしょ?」みたいな。

でもさ、仕事ってそういうもんじゃないの?美川さんお仕事をボランティアでやっているんですか?って僕は思って、ツッコミどころも山ほどだったんですよ。

だけど、そんなこと言い出したら、ただのテレビの感想になってしまうから、そこに関してはちょっと置いておきますね。

こういうことを気をつけておいた方がいいですよってみなさんと共有できる部分だけ、お話したいと思います。

美川さんの言い分としては「子供を使って金儲けをしてるでしょあんた。そんなことするんじゃないわよ」ってyoutubeのスーパーチャットに対して言及されていたんですね。

それに対して美奈子さんが「美川さんもステージでおひねりとかもらってるんじゃないんですか?」って返してた。

僕は、もうここで勝負あったって思ったんです。

でも、美川さん的には「いえそれとこれとは別です。一緒にしないでください」と。

スーパーチャットとステージのおひねりのちがう部分を上げるとするのであれば、ふたつあります。

ひとつは、オンラインかオフラインか。

たぶん、美川さんがひっかかってるのはそっちじゃなくて「こっちはきちんと稽古を重ねてステージに立ってるプロだから」という境界線をお持ちだと思うんです。

しかしですね、こんなことを大先輩にいうのアレなんですが、お仕事は需要があって初めて成り立つわけで、そこでプロがどう思ってようが、お金を出すか出さないかの判断するのはお客さん。

だから、そこに関しては表現する側が口をはさんでいい場所ではない。

素人がお金を取ったらダメというルールであればテレビの世界はまわらないんですよ。テレビの世界なんて頻繁に素人が出ているじゃないですか。

視聴者が求めていれば、スポンサーさんは素人さんにお金を出して素人さんの出演費を出しているわけじゃないですか。それこそビッグダディなんてまさに。

ここでまず、美川さんの言い分は破綻している。

次に「子どもを使って金稼ぎをするな」っていう部分をすごく強調されていたんですが、そんなこと言い出したら、歌舞伎の世界とかどうなるんだろう。

海老蔵さんのところの娘さん、たしか8歳とかから市川ぼたんを襲名して舞台に立っていたよね。歌舞伎は大昔から一家総出の自営業。それはどうなるの?って話じゃないですか。

そこにはチケット代やらなんやらが発生しているわけだから。子供を目当てに観劇しにくるお客さんもいらっしゃるわけだから。

「子供を使うな」「子供を働かすな」って言い出したら、世界中の子役はどうなるの?って話になってきますよね。

そういうことを美奈子さんが説明して「それを言い出したらおかしくないですか?」って言ったら、美川さんが「おだまり!」ってバンッと机をたたく。たぶん、ここがいちばんおもしろポイントだったと思うんですけど。

美川さんから「あんたこれどうなのよ」と聞いておいて美奈子さんが「こうだと思いますよ」って言ったら、美川さんの「おだまり!」というハメ技が炸裂。

もう「すげーパワハラだな」とか思ったんですが、なんかどうみたって100:0で美川さんが間違ってたんですよね。

喧嘩両成敗とは言いますが、めずらしく美川さんが100:0で間違ってるなーと思って。理屈でいうと、美川さんの言い分はすべて破綻しちゃってるんですけどね。

問題は、美川さんがなぜこんな地雷を踏んじゃって「芸能界のご意見番」の精度の低さを露呈しちゃったかというと、原因は知らないものを嫌うっていう人間の習性ですね。

この習性によって、いろんなところで自分の首をしめている人がいて、僕が
7、8年前にクラウドファンディングした時も「お客さんから金を巻き上げて
自分のやりたいことをやりやがって」「やりたいことがあったら自分の金でしろよ」みたいな声が同業者からあったんですよ。

当然、同業者がその声を上げたら、そのファンも一緒になって「そうだ!そうだ!」みたいに言ったわけですけど、それを言い出したらライブはどうなるんですか?って話で。

「あなたが今日やるライブはお客さんからお金をいただいて、そのお金で行っているんですよ」って説明したら「ううぅ」ってなっちゃう。もうそこで勝負ありなんですよ。

ライブとクラウドファンディングのリターンっていうのは、本質的には一緒なんで。

違うところを無理矢理あげるとするならば、チケットをチケットぴあで売っているか、クラウドファンディングのプラットフォームで売っているかっていうだけなんで。

本質的にやっていることは全く一緒で、お金をいただいて、そのお金でリターンを返すという。本質的には何も違わない。

でも、こういった批判が多々ある。

それらの原因は、先ほど申し上げましたが、知らないものを嫌う習性です。

嫌いな理由を因数分解していくと、嫌っているものを嫌っているケースは少なくて、嫌っている理由のほとんどが「知らないから」なんです。

youtubeのスーパーチャットという文化を見たことがなかったからビックリした。なんか下品だと思っちゃった。それで感情的に「うあー!」て言っちゃった。

でもよくよく考えたら、自分はおひねりもらって、お札もらって、笑顔で「どうもありがとう」とか言ったりしてる。お札で1万円の首飾りみたいなんもらってニヤニヤしてる。

これはありで、youtubeのスーパーチャットはダメって、おかしいですよね。本質は一緒なんだから。

一緒のことをやっているにも関わらず、自分の知らないものに対しては批判しちゃってる。冷静な判断ができていないということですね。

こういうことって、今後も起こりうるなと思ったんですよ。
なぜなら、時代がハイスピードでまわっているから。

世の中の情報をアップデートしない限り、知らないものだらけになってしまうじゃないですか。

だから、知らないものに口を挟むときは、論理的ではなくて感情的に動いてしまっているから必ずブーメランとして返ってくる。

なので、知らないものが目の前に現れたら「おだまり!」ってところだと思います。美川さんの言葉をお借りするならね。

知らないことに口を挟んでいいことはないと思うので、そこは気をつけてみてください。

 

112.【キンコン西野の】子供を使って金稼ぎをすることについて

 

「お金」持ちと「貧乏人」の違い

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「無料サービスで得をしているのは誰か?」を考えろ

これを話す上で、ザックリと僕の人生のあらすじをご説明させていただきたいんですが。

兵庫県の川西市っていうど田舎に生まれ育ち、高卒で大阪の新世界でひとり暮らしをはじめて芸人になって、地下の劇場でもまれて今に至る、と。

そういう感じで生きてきました。

おかげさまで友人は上場企業の社長からホームレスまで幅広いジャンルでお届けしているんですけど、びっくりするくらのお金持ちからびっくりするくらいの貧乏人までいますってことですね。

ここでお金持ちの定義をハッキリさせておきたいんですが、お金持ち=お金をたくさん持っている、貯金をしているってしてしまうとアホのボンボンの2代目もお金持ちになってしまうので、今回のお金持ちっていうのは動かせるお金が大きい人とさせていただきます。

そうしたときに、うちの後輩のホームレスは動かせるお金が大きかったりするので、ホームレスだから貧乏人というわけではない。逆にジリ貧の社長もいるので。

今回のお話は肩書きはあんまり関係ないですね。

その上で、お金持ちと貧乏人の決定的な違いなんですが、わかりやすのが、去年、エッフェル塔の個展でパリに行ったときに、むこうですごい活躍されているお寿司屋さんに個展終了後、お店にご招待いただいたんですね。

僕だけじゃなくて、うちのスタッフとかも。

その方は、じつは僕の個展のお手伝いもしてくださったんですよ。
なんなら個展のボランティアスタッフたちにお弁当とかも用意してくださって。

その上で、個展終わりに打ち上げの席までご用意してくださった。

すっごいごちそういただいたんですね。

ほんとにおいしい料理もいただいて、夜中まで飲み食いしたと思うんです。

で、そろそろ帰ろうかなと思ったら、みなさんご想像のとおりだと思いますが、その方はお代を受け取らないんですね。

個展のお手伝いもしてくださって、僕らのためにお店まであけてくださったのに、お代は受け取らないと。

こんなことをされると、当然、なんらかの形で返したくなるじゃないですか。

こういうのを返報性の原理っていうんですけど。

いわゆる「お返ししないと申し訳ない」っていう心理作用のことですね。

今度僕がその方にお返しするときに、僕からするとね、あのときいただいた以下のものを返してしまうと、僕のポイントが下がってしまうって考えちゃうので、僕はやっぱりあのときいただいた以上のものを返そうとする。

これは自分のためにね。自分のポイントをプラスにするために、いただいた以上のものを返そうとします。

結果、あのお寿司屋さんからすると、お会計よりも大きなものが手に入るってことですね。

無料で提供したことによって資産が増えてるってことですね。

お金持ちとよばれる人は、これを計算でやってるわけじゃなくて、呼吸するようにやってるかんじですね。

もしかすると、最初は計算があったのかもしれない。若い頃は。

でも、与えたらより大きなものが与えられるって経験を何度もしているうちに、呼吸するように与えるようになっているって感じですね。

ここがポイントなんですけど、誰に与えたら大きいものがリターンとして返ってくるか?っていう人選をキチッとしてるってことです。これも計算なく呼吸するように。

与えたときに「ラッキー儲けた!」ってなっちゃう人には近づかないようにしてるんです。

だから、お金持ちはお金持ちに声をかけるから、お金持ち同士で恩返しをしあって、どんどんお金持ちになっていくっていう感じですね。

セレブがパーティするのって理にかなってるなって最近思うようになりました。

要するに、無料でサービスを受け取ったときに、受け取った側にポイントがはいっているのか、与えた側に入っているのか。

どっちにポイントが入っているのかがキッチリ判断できるかどうかがお金持ちと貧乏人をわけているっていうことですね。

貧乏人って言われるような人は、無料で受け取ったときに、自分にポイントが入ってると思っちゃう。得したと思っちゃうってことですね。

だから、与えらえる回数が次第に減っていく。

与える人からすると「こいつに与えても得しないな」「こいつは近くに置いておかんとこ」ってなるから、結果、与えられる回数が減っていくって感じですね。

これは、お金だけじゃなくて、宣伝ひとつとってもそうで。

僕がAくんの何かを宣伝したとするでしょ。
そのときにAくんが西野の信用力をお借りしてるなって思う人かどうかっていうのがすごく大事で。

「ラッキー!儲けた!」って思ってしまうAくんであれば、僕は2度とAくんの宣伝はしないんですね。

資金力なのか、影響力なのか、なにかしらの力を持っている人は、じつは無作為に与えているわけではなくて、その瞬間じゃなかったとしても、めぐりめぐって与えた以上のものが返ってくる人を選んで与えているんですね。

これを複雑な計算なく、呼吸するようにやっている。

「なんかこの人いいな〜」くらいのカンでやっちゃってる。

そもそもカンっていうのは経験値だし、これまでの統計だから、厳密にいうと計算なんだけどね。

整理しますね。

受け取った側にポイントが入っているのか、与えた側に入っているのか。
どっちにポイントが入っているのかキッチリ判断できているかどうかが、お金持ちと貧乏人をわけている。

それが今日の結論です。

 

125.「お金持ち」の考え方と、「貧乏人」の考え方の決定的な違い

 

「お金」腐るお金を守る町

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この話を遡ると、まず僕が一番好きな作家さん・ミヒャエル・エンデの話をすることになります。

ミヒャエル・エンデは、『モモ』、『はてしない物語』、そしてあの『ネバーエンディングストーリー』などを書いたおじさんです。

彼は、ファンタジー作家さんですから、世界平和を願っていました。ただ、その世界平和を願う彼が追求していたのが、実は『経済』や『お金のこと』なんです。

『お金のこと』というのは、「どうやったら稼げるか」みたいな『儲けるための話』ではなくて、『資本主義が持つ危険性』ですね。

ミヒャエル・エンデは、「お金が商品となり、お金がお金を生むことによってもたらされる社会の歪み」について、延々と問うていました。

彼が一貫して言っていたのは、「お金を所有することを目的としてしまうと、経済が滞ってしまう」ということ。

彼の思想の根底にあったのは、「そもそも資本というのは、社会のためとか未来のために使われるべきじゃないか」という考えでした。

ここで、そもそも論になるのですが、「そもそも、なぜ僕たち人間は、お金を『所有』したがるんだ」っていう問いがあります。

だって、お金は本来、物々交換の経済活動をスムーズにするために生まれたアイテムなのに、そのアイテムを『所有』する、つまり、誰にも渡さないことを目的としてしまうことで、経済活動が止まる。「これは、本末転倒ではないか」という話です。

例えるなら、「コミュニケーションを取るために『言葉』が生まれたのに、人には『言葉』を使わないとしてしまう」といった話で、そうなると、よくわからないじゃないですか。
『言葉』はやっぱり、人に対して使って、初めて意味があるんです。

一方で、「ある程度の価値がないと、媒介物として機能しない」という話も理解できます。

しかしここで問題なのは、「価値を持ちすぎてしまうのもどうなのだろう?」「価値を持ちすぎると、人はそのものを『所有』しちゃうぞ!」という点です。

そこで、ミヒャエル・エンデは、「そもそも、なんでお金がこんなにも価値を持ってしまっているのか」という問いに行き着くわけですが、ここからは、「彼がたどり着いた答えは何か」について話します。

ドイツの経済学者で、シルビオ・ゲゼルというおじさんが居るのですが、彼は『自由地と自由貨幣による自然的経済秩序』という本を書いています。この本は少し難しいので、まず読むのであれば『シルビオゲゼル入門』という本が一番分かりやすいと思います。これはすごく面白いです。

そこで、シルビオ・ゲゼルが徹底して言っていることは、「あらゆるものは、時間が経てば価値が下がるのに、お金だけは価値が下がらない。」「リンゴであろうが、バナナであろうが、洋服であろうが、あらゆるものはどんどん時間系で腐っていくのに、お金だけは腐らない」「そうすると、肉を持っている人よりも、魚を持っている人よりも、お金を持ってる人の方が、立場が強くなってしまう。」

なぜなら、お金を貸す時に金利を請求することができるからです。

これがお金がはらむ問題であると考えたシルビオ・ゲゼルは、『減価する貨幣』という、いわば「『腐るお金』を作るのはどうか?」という提案をします。

実は、この『腐るお金』は実際に使われたことがあり、1932年の世界恐慌の真っ只中に、オーストリアの『ヴェルグル』という町で、実証実験が行われました。この『腐るお金』というのは、一定期間で減価していくもの。確か『スタンプ貨幣』だったと思います。その『腐るお金』が、実際にその町の地域通貨として使われました。

そうすると、そのヴェルグルという町では、税の滞納が消えて税収が増えて、失業率が減ったんです。

なぜなら、お金は時間が経てば経つほど腐ってしまうので、みんなが積極的にお金を使うようになったからです。

その結果、町の経済がどんどん回りました。

そしてなんと、そのヴェルグルは、世界恐慌後に、完全雇用を果たしました。おそらく、世界恐慌後に完全雇用を達成した初めての自治体です。
要するに、『腐るお金』がむちゃくちゃうまくいったということです。

しかし、オーストリア政府は、このヴェルグルで生まれた『腐るお金』を廃止にしてしまいます。理由としては、『シリング』という法定通貨(中央銀行で国が管理しているお金)への影響を恐れたからです。

その結果、せっかく町を盛り上げた『腐るお金』は廃止され、なくなってしまいました。

あともう1点、『腐るお金』のデメリットとしてあげられるのは、みんながどんどんお金を使うせいで、みんなが銀行にお金を預けなくなり、銀行が回らなくなってしまうということです。

だから、中央銀行からすると、『腐るお金』というのは都合が悪いんです。銀行というのは、人からお金を預けてもらわないと商売にならないわけですから。それゆえに、排除しようとする力が働いてしまうんですね。

『えんとつ町のプペル』のストーリーは、この話が下地になっています。

つまり、遠くの町で『腐るお金』っていうのを発明した人がいて、それでせっかく町は潤ったけれども、結局中央銀行に潰されてしまう。そのリベンジとして、「中央銀行の人達に見つからない土地を探せ!」ということで、4000メートルの岸壁に囲まれた大地を探し、そこに町をつくった。煙を炊いて空を塞いで、完全な密室空間をつくってしまって、そこで「『腐るお金』をもう一回復活させよう」と言ってできたのが、『えんとつ町』です。

これが、地域通貨を守る為に生まれた町の物語です。

 

132.地域通貨を守る為に生まれた町の物語

 

「お金」『同一労働 同一賃金』

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大企業では2020年4月から、中小企業では2021年4月から『同一労働同一賃金』が施行されることになりました。

聞いたことある方も多いと思いますが、今日はこれを、むちゃくちゃわかりやすく簡単な言葉でご説明したいと思います。

難しい話ではありません。

ざっくりいうと、正社員と正社員以外の方、パートの方や派遣社員の方とか、この正社員と正社員以外の間で「賃金と待遇に差を付けるのはナシね」っていう新ルールです。

すごくないですか。

その名の通り、同じ分だけ働いたら正社員であろうがパートであろうが、同じ分だけ給料貰えるんですよ。

時給計算すると、日本では正社員の平均時給が大体2300円くらいで、契約社員で大1400円とか。パートはもう少し安くて大体1100円とか、1,150円とか、それぐらいです。

つまり正社員の方とパートの方で、給料は倍近く違うんです。

この差をなくしましょうっていうのが、今回の『同一労働同一賃金』です。

これ、契約社員の方とか、パートの方からすると、超嬉しい話じゃないですか。

時給が1150円から2300円になるんだもん。うひょって感じなんですけど、実はそうでもないようです。

給料を上げると言っても、財源はどこなのって話ですよね。

2020年や2021年の4月から、会社の売り上げがグンと上がるわけではないので、人件費の財源も増えるわけではないと。

でも、正社員と非正社員の差なくしましょうねっていう決まりがある。となると、どうやってこれを実現するか。

それは、給料を正社員の方に合わせるのではなくて、正社員の給料を下げて、パートの方とか契約社員に合わせるしかないんですよ。人件費に限りがあるから。

これ、正社員の方からすると、ちょっと待ってよって話じゃないですか。

それなりに頑張って、面接も受けて、就活もして、頑張って頑張って、正社員になったのに、2020年4月、あるいは2021年4月から急に給料を下げられちゃうの、ちょっと酷な話ですよね。

ただここについて、今回の『同一労働同一賃金』というルールは、言ってしまったら、抜け道みたいなものを用意していてですね。

労働時間が同じだと、基本、同じ賃金が支払われるのですが、知識とか経験とかスキルで賃金に差をつけることは、認められているんです。

「パートのあなたの1時間と、社員の彼の1時間でやれる内容量って全然違うね」っていう説明ができれば、賃金に差をつけてもいいんです。

パートの方には、もちろん今回の『同一労働同一賃金』を受けて、正社員との給料の差を異議申し立てる権利は認められています。

ですが、会社側から「能力の違いで賃金の差が出ています」という説明をされてしまったら、抜いた刀を鞘に収めないといけないんです。

そして、これ、罰則がないんです。

『同一労働同一賃金』の決まりを最悪守らなくても、罰則はないんです。なんだそれじゃないですか。

あと、『同一労働同一賃金』に則って、正社員の方の賃金を下げるしかないと会社が判断して、それを実行しようと思ったら、労働組合にOKをもらわなきゃいけないのです。

労働組合は正社員で構成されているものなので、それはOK出ないですよね。となってくると、この『同一労働同一賃金』、始まったものの何か変化あるの?って話ですね。

もし僕が、困窮している会社の社長であれば、これを盾にちょっと給料いじると思うのですが、決まりとして会社側は正社員の賃金を多く支払っている理由を説明しなければならなくなりました。

パートの人に異議申し立てられた時に「かくかくしかじかで彼はこういう能力があり、こういう案件を決めて来てくれるから彼は給料が高いです」と。

そういう説明ならOK。

ですが、「彼はこの会社に長くいるから」っていう説明は絶対通らないんです。

パートの方や契約社員の方は納得はいかないですよね。

つまり、一旦会社に入ってしまえば、極端な話、何もしなくても給料は上がっていく年功序列のあの感じが、厳しくなったという話ですね。

成果を出さない正社員をパートと同じ給料にすることが、ルール上可能になった。そういう話です。

ルールの抜け道はたくさんありますが、感覚でいうと、前よりも少しだけ実力社会になったという認識で間違いないと思います。

ふんぞりかえって、ただ偉そうにしてるだけの時代錯誤のおじさんには、少し厳しいルール変更になったかもしれないですね。

以上が『同一労働同一賃金』のざっくりとした概要です。
これは、けっこうフェアな世界だと思うんですね。

いくつになっても勉強しようねという話なので、まあフェアな世界なんですけれども、サボりたい人ってやっぱりいるので、それなりの反発はあると思います。

が、こういう制度が大企業では2020年4月から、中小企業では来年の4月からスタートします。

あんまり僕は大きな変化はないんじゃないかなって思っております。

 

185.【教えて!】今さら聞けない『同一労働 同一賃金』ってナニ?

 

「お金」子供に聞かせるお金の話

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僕はあまり好きではない表現ですが、「こども用」と年齢で区別することで、お父さんお母さんが、今日のお話をお子さんに聞かせてくれるきっかけになるかなと思い、あえて使わせていただきました。

今日は、学校では教えてくれない、とっても大切なお金の話です。

たとえば、この先、このラジオを聴いてる君が、何か大きな目標や夢を持ったとします。

で、それを叶えるために必要なものっていくつかあると思います。

健康な体だったり、知識だったり、誰にも負けない想いだったり、立ち向かう覚悟や勇気だったり、努力だったり。

きっとそういったものは、お父さんお母さん、学校の先生とか友達やライバルが教えてくれると思います。

でもそれだけでは君の夢は叶わない。

君が夢をかなえるために持っておかなくちゃいけないものが実はもう一つだけあります。

それが「お金の知識」です。

ちなみに、「お金の話」に対して、どんなイメージを持っていますか?

このラジオをお聴きの方はどうなのかわかりませんが、たとえば「振り込め詐欺」とか「成金」などのイメージが前に出てきてしまって、多くの日本人はお金に対して「汚い」とか「下品」とか「銭ゲバ」だとか、そういったイメージを持っていると思います。

この国では、こうしてお金について発信すると、そういった言葉がたくさん飛んでくるんですね。

でも、どうですか。

たとえば、「包丁」って料理にも使われるし、場合によっては強盗の武器としても使われますが、包丁自体は汚くないですよね。

包丁を使う人に、キレイな人と汚い人がいるだけで。

で、お金も同じで、お金自体は道具でしかないから、包丁同様に、キレイも汚いもないんです。「お金を使う人」にキレイな使い方をする人と、汚い使い方をする人がいるというだけです。

まずはここを整理しておきたいと思います。

次に、「どうして僕らはお金に対してネガティブなイメージを持ってしまい、こうして考え、議論することを放棄してしまっているのか?」ということを説明すると、

これには諸説ありますが、よく言われているのは江戸時代の名残ということです。

当時、「士農工商」という身分制度があって、お金を扱う商人が一番下だったんです。

お国は、商人を「お金を扱う浅ましい存在」という風に、国民を先導していました。

じゃあお国はなぜそうしたか?というと、国民にお金の知識を持たれてしまうと、国民に力を持たれてしまって、国をコントロールできなくなってしまうからです。

場合によっては、一揆とかをされてしまう。

そうなるとまずいので、国は国民全員をうっすら貧乏にして、歯向かう体力を奪ったということです。

お金を稼ぐことを浅ましい行為として、国民全員がうっすら貧乏になってもらった方が、国を支配しやすかったというわけですね。

これが、名残として言われていることです。

なので、国は国民にお金の教育は絶対にしない。

残念ながら、小学校に入っても中学校に入っても高校に入っても、学校ではお金の授業は1時間もありません。

君がお金の知識を持たない大人になってくれた方が、国にとって都合が良いのです。

もっとも最近は「士農工商」自体、そもそも無かったのではないかという説もありますから、由来の部分は一つの可能性、ぐらいに思っておいていただきたいのですが、過程がどうであれ、一つ確かなことがあります。

それは、君がお金の知識を持たない大人になってくれたほうが、国にとっては都合が良いということです。

おそらく、君のお父さんやお母さんおじいちゃんおばあちゃんは、「お金を銀行に預けなさい」と言うと思う。

なぜか。

ちなみに、銀行にお金を預けると「利息」っていうのがもらえます。昔はたくさんもらえたのですが、今は、100万円を1年間銀行に預けてもらえるのは、だいたい10円ぐらいですね。

100万円を1年間預けて10円もらえるぐらいで、コンビニのATMでお金を引き出す時に払わなきゃいけない手数料が100円とか200円とかするんです。

銀行にお金を預けたことで、それを取り出した結果、お金が減ってたりする。

お金の勉強している人たちはその辺りのことをよく知っているので、銀行にお金を預けずに、投資をしたり、海外に自分の資産を移転させたりして「資産運用」をしています。

でも、この資産運用も、あんまりやられてしまうと困る人たちが出てきます。

それは誰か。

答えは国ですね。

国を運営しようと思ったら、お金がいりますが、今、日本にはそんなお金がありません。

日本はあまり調子が良くないのです。仕方がないから、国はお金を借りるのですが、どこから借りるかというと銀行です。

つまり、君のお父さんお母さんや、おじいちゃんおばあちゃんが、銀行に預けたお金が、国に使われているんです。

国は君のお父さんやお母さんおじいちゃんおばあちゃんから、借金してるっていう状態ですね。

なので、何にも考えずに「お金は銀行に預けるものだ」って信じて疑わない人たちが一定数いてくれないと国にとっては困るんです。

たぶん、君のおじいちゃんおばあちゃんは「理由はよくわからないけど、お金は銀行に預けるものだ」と、そういうふうに思っているかもしれないけど、これはほぼ洗脳に違いです。

ちなみに君もその予備軍です。

だから学校ではお金の勉強は絶対に教えてもらえない。

とりあえず今日は、2つ。

「僕らはお金のことを汚いと思わされている」ということと、「学校ではお金の勉強を教えてもらえない」ということを覚えておいてください。

それにはこんな理由や背景がありますという、そういうお話でした。

たぶん、君のおじいちゃんおばあちゃんくらいの世代は、それでも人生がうまくいっていました。

そういうことを考えなくても国が調子良かったから、考えなくて良かったんです。

でも、少なくとも、きみの世代は、もう絶対に無理です。

その会社に身を委ねたら老後まで幸せに暮らさせてくれるっていうことはもう絶対にないです。

今は、一人ひとりが、ちゃんとお金の勉強をしないといけなくなりました。

でも、これは学校では絶対に教えてもらえないので、自分で情報を取りに行くしかありません。この勉強をするかしないかで、すごく差が出てくると思います。

自分でお金の情報を取りに行った子と、身をゆだねてお金音痴のまま社会に出てしまった子で、貧富の差がすっごく出てしまうから、絶対に子供のうちからちゃんとお金の勉強はしておいた方がいいと思います。

 

186.【こども用】とっても大切な「お金」の話

 

「お金」を託す

 

nishino-voicy

 

僕らが日々やっているエンターテイメントもお客さんあっての商売ですから、広い意味でくくると、飲食店や美容室と同じサービス業です。

このサービス業には、20年前と今とで大きく変わった事が一つあります。

それは、インターネットによって情報技術が共有されるようになったおかげで、競合他社とのクオリティの差がなくなったことです。

昔は高くてまずいラーメン屋さんが普通にありましたが、今はどのラーメン屋さんに行っても大体美味しいし、大体安いです。

どの電気屋さんに行っても、だいたい同じ値段です。

インターネットによって情報交換がなされ、すべてのサービスのクオリティが上がって均一化されたことで、クオリティや機能で差別化を図ることが極めて難しくなったのが現代です。

こうなってくると、お客さんが店を選ぶときは「どの店に行くか」ではなくて、「誰が働いてる店に行くか」。

もっと言えば、「誰にお金を落とすか」になってきます。

よく言ってることですが、時代は徐々に「機能検索」から「人検索」になってきているのです。

ここは歯止めがきかないと思います。当然、「人検索」の流れになるでしょう。

店主、サービス提供者からすると、選ばれる店になるというか、選ばれる人になる必要があるのです。

ここは非常に重要なのでおさえておいてください。

選ばれる人になる方法にはいくつかありますが、ここ最近は、選ばれる理由の一つに「お金を何に使う人なのか」ということが生まれてきたようにみえます。

お客さん目線から見ると、「お金を何に使う人に、自分のお金を落とすか」という話です。

ここは本来は踏み込んじゃいけない領域だったはずです。

その人が稼いだお金を何に使おうが、その人の勝手なわけです。

例えば、魚屋さんが店の売り上げで風俗に通っても誰も文句を言えません。

ところが、現代のお客さんは口にしないけれど、どこか潜在的に「この人は私が落としたお金を何に使ってくれる人なんだろう?」ということを考え始めています。

基本的に、お客さんの増やし方というのは、新規顧客を増やすか、既存顧客の離脱率を下げるかの二つです。

僕はオンラインサロンを運営しているので、この二つの数字が毎日見事に可視化される環境にいます。

入会者と退会者の数字が毎日出るのです。

「今日は100人やめて150人入ったな」というような数字で。

そうすると、どういうアクションをすればお客さんが居残ってくれて、お客さんが抜けていく

というものが、毎日数字で出るので、どういうアクションをすればいいかということが見えるわけです。

僕は、このオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の売上をオンラインサロンメンバーへ提供するコンテンツか、ラオスに小学校を寄付したり、世の中に還元するようにしています。

面白いことに、オンラインサロンの売り上げの使い道を明確にした時、新規顧客の数や既存顧客の離脱率がポジティブな方に進みました。

つまり、新規顧客が増えて、離脱率が下がります。

売上の使い道を明確にして、お客さんが「気持ちいいな」という使い方を提示した時に、そこが数字に反映されます。

税金ではないので、お店の売り上げの使い道を報告する義務はありませんし、間違ってもそこはお客さんが口を挟んでいい領域ではありません。

ただし、サービスを提供する側、お客さんに選ばれる側は、人検索の際の検索理由に「売上の使い方」が潜んでいることを自覚しておいた方が良いでしょう。

実は昨日のオンラインサロンに投稿した記事も、

「かくかくしかじか僕は今回のオンラインサロンの売り上げをこのように使います」

ということをサロンメンバーに説明したものでした。それにはそういう意図があるということです。

「西野、頼むから気持ちよく使ってくれ」と、売上の使い方を待ち望んでいる人がいます。

ざっくりいうと、気持ちのいいお金の使い方をしてくれる人にお金を落とすようになっているという話です。

お金を払うというよりも、お金を託すという風になってきたと強く感じています。

 

204.【現代版】お客さんの増やし方

 

 

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