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キンコン西野 Voicyおすすめ「クラウドファンディング」とは?
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西野亮廣エンタメ研究所 Voicyとは?

「どうも、キングコングの西野亮廣です。お笑い芸人をしたり絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の運営をしたりしています。」
このお決まりのセリフを毎朝聴いているあなたへ向けて書いています。
はじめまして。
僕は2019年の1月より、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に入会しているフラシカと申します。
岩手に住み、普段は工場勤務をしています。
その傍らでブログ運営に繋がる学びや、実際にそれを収益化する為のアフィリエイト広告の勉強をしています。
人生に迷い悩んでいた頃、西野さんのオンラインサロンに出会い入会しました。
今は自分のいる場所から実践的なビジネスのこと、そして何よりも仕事に対する「姿勢」をオンラインサロンから学んでいます。

Voicyについて
Voicyは毎朝出勤時に試聴しています。
「おはようございます」ツイートと一緒に、その日の放送の感想を呟くのが日課です。
最近本数も増えて検索もしづらいなと感じ、今回Voicyの放送を「クラウドファンデイング」だけに絞ってまとめてみました。
オンラインサロンのみなさんや、最近Voicyを聴き始めた方に向けてお役に立てれば幸いです。
Voicy最近聞き始めた人へ
2019年9月26日から配信スタート。
西野さんのVoicyでは普遍的なお仕事の話をメインに毎朝7時に配信しています。
- 「未来について」
- 「お金について」
- 「仕事の向き合い方について」
- 「広告・マーケティングについて」
西野亮廣エンタメ研究所の詳しい内容についてはこちらを参照してください。

西野亮廣エンタメ研究所 Voicy 「クラウドファンデイング」の話一覧
西野亮廣エンタメ研究所「Voicy」の内容を「クラウドファンデイング」でまとめました。
各タイトルにリンクを貼っているので、そこからVoicyの音声へ飛べます。
西野さんは2017年に「革命のファンファーレ」というお金と広告についての書籍を出版しました。
今読んでも全く古くない、ビジネス書初心者にも読みやすい名著です。
Voicyの内容はこの本をベースに、さらに本には書ききれなかった細かな視点で広告について教えてくれています。
なのであえて1冊のビジネス本を読んでる感じを味わえるように、長いですが1記事にすべての内容を詰め込みました。
文章はVoicyの内容を文字起こしして読みやすいように編集してあります。
音声・文字、お好きな方でお楽しみください。
では、西野亮廣が語る広告とクラウドファンデイングの話です。
「クラウドファンディング」とは?

「自分のお金」とは何か?
さて今朝は、クラウドファンディングのことについてお話したいんですけど。
もう結構、僕はブログでも、講演会とかでも方々でこのことを言っているんですけど、
まだ日本人の多くはクラウドファンディングの実態を把握できていなくてですね。
よく色んな方のクラウドファンディングの挑戦を見ていると、本当によく見る批判で、「自分の金でやれ」っていう批判が本当にあるんです ね。
例えば、有名なところでいうと、去年だったか、一昨年だったか、近畿大学の学生が「スラム街に行って、スラム街の実態を知りたい」みたいな、「そのお金を集めたい」みたいなクラウドファンディングを立ち上げていて。
それに対して、「自分の金でやれ」っていう声が日本中から上がってですね。
結局その企画っていうのは、あまりにも批判が集中したもんですから、途中でなくなってしまったんですね。
ページを閉じちゃったんですよ。
で、この「自分の金でやれ」っていう批判に対してですね、もし今このVoicyをお聞きの方の中で
例えばそうだな・・「ハワイに行きたい」とか「海外旅行したい」とか、「留学したい、そのためにお金を集めたいです」っていうクラウドファンディング に対して、「自分の金でやれ」と思っている方がいらっしゃったらですね。
まずはここを整理したいんですけど、「 自分のお金って何なんだ?」これをまず定義しないと、話がずれてくると思うので。
整理するとですね。
例えばそうだな・・カラオケでアルバイトをして、そこで得たお金っていうのは自分のお金ですよね。
メルマガとかnoteとかで文章を売って得たお金。これも自分のお金ですね。
テレビやライブであれやこれやと喋って、そこで得たお金。これも自分のお金ですね。
つまり、自分のお金って何かというと、『働いていただいたお金』と定義して、まず間違いないと思います。
この感じでちょっと話を進めます。
予約販売で得たお金は自分のお金
じゃあですね、事前にお金を集めて、その集めたお金を使って、商品やサービスを提供することで在庫ロスを無くす『予約販売』というのがありますよね。
お洋服でも、なんかどこかのカニとかでも、予約販売というものがありますよね。
あれもやっぱりお金を受け取る、要はサービス提供してからお金を受け取るから、先に受け取ってからサービスを提供するっていう順番の前後はあれど、
やっぱりあれもサービスの代わりにお金を貰っているものなので、自分のお金ですよね、予約販売というのも。
ちなみに、ライブやコンサートというのも予約販売ですね。
あんまりそういう認識がないのかもしれないですけど、ライブやコンサートっていうのは、先にチケットを販売して、先にお金を集めて、その集めたお金でもって、後日パフォーマンスを披露すると。
ライブやコンサートっていうのは予約販売である、ということですね。
クラウドファンディングの多くは「購入型」
整理しますね。
自分のお金というのは、働いて得たお金であると。で、予約販売というのも、もちろんこれは自分のお金である。
ここまでは異論ないと思うんですけども、このことを踏まえた上でクラウドファンディングの話をしたいんですけど。
クラウドファンディングの多くはですね、『 購入型』なんですよ。
クラウドファンディングって『寄付型』と『購入型』というのがあって、『寄付型』っていうのは本当に寄付ですね。
1000円寄付したらそのまま1000円使ってくださいっていうのは『寄付型』のクラウドファンディングで。
『購入型』のクラウドファンディングっていうのは、1000円支援して下さったら、これをお返ししますという明確なリターン、返礼品があるんですね。
で、ほとんどのクラウドファンディングは『購入型』なんですよ。つまり、リターンがあるんですね。
例えば、 先ほど申し上げました近畿大学の「スラム街に行きたい!その生活を肌で 感じたい!」みたいなクラウドファンディングにも、もちろんリターンはあってですね。
そのリターン・・色々あったんですけど、例えば、現地の様子を文章でお届けしますっていうリターンがありました。
そして、帰国してから現地で経験したことをイベントでお話しますみたいなリターンがありましたと。
じゃあこれは、現地の様子を文章でお伝えしますって、これを売っているんですね、予約販売で。
現地の様子を文章でお伝えしますっていうのは、やっていることっていうのは、メルマガとかnoteとかと一緒ですよね。
文章を売るっていう。
で、 現地で経験したことをイベントでお話します。これやっているのは、ライブですよね。
どっちも予約販売であって、やってることはnoteであったり、メルマガだったり、ライブであったり。
これに対して、「自分の金でやれ」っていうのは、そうだな・・
チケット代を集めてコンサートを開催している宇多田ヒカルちゃんに、「自分の金でコンサート開催しろ」って言ってるようなもので、もうむちゃくちゃ外れまくってるということですね。
まあ言ってしまったら、『購入型』のクラウドファンディングっていうのは、予約販売なんですよ。
明確なリターンが返ってくるんです。で、それを 売っているんですね。
もうちょっと踏み込んだことを言うと、「働いて得たお金」っていうのを自分のお金っていうことで定義しましたよね。
自分で仕事をして働いて得たお金は、自分のお金であると。
クラウドファンディングで集まったお金あるじゃないですか?100万円でも、1000万円でも、1億円でも。
あの集まったお金にはですね、税金が発生するんですよ。
つまり、収入扱いになっているということですね。
国はクラウドファンディングを仕事として捉えているということです。あのリターンは全部仕事なんですね。
で、当然集まったお金からサイトの手数料が引かれ、そこから収入で得た分の税金をやっぱり払わなきゃいけないんですね、お国に。
仕事として捉えているっていうことです。
クラウドファンディングっていうのは予約販売。『購入型』のクラウドファンディングですよ、あくまで。
『購入型』のクラウドファンディングは予約販売であって、自分で働いて稼いだお金であると。
それに対して、「自分の金でやれ」っていう批判をしてしまっている日本人がほとんどであるということですね。
ここは本当に、むちゃくちゃ間違っているので、このことは、もしかしたら自分のこのVoicyみたいなものを好んで聴いて下さっている方は、理解ができているとは思うんですけど。
多分、このラジオをお聴きのあなた以外の人、周りの人っていうのは、ここを把握できていないので、そういうことを教えてあげると、すごく優しい世界になると思います。
「クラウドファンディング」のコツ

コツを語るには、「そもそもお前の実績を教えろよ」というところになってくると思うんですけど
実はクラウドファンディングでいうとですね、自分は、多分個人では国内最高額だと思うんですけど、これまで2億5,000万円以上支援していただいていて。
本当にたくさんのご支援をいただいて、たくさんのプロジェクトをやらせてもらっています。
そんな今日はですね、『クラウドファンディング』のコツについてお話したいんですけど、
これ自分の書籍にも書いたんですけど、クラウドファンディングって当然ね、プロジェクトが素晴らしいものであるってことが、大前提だし。
毎日ちゃんと告知をする。これも大前提ですね。
もうたくさんの人に頭を下げる。これも大前提ですね。
それらを全てやった上で、たくさんの支援を集めるコツというものは、やっぱりあって。
うまい下手っていうのは、明確にあってですね。
まずこれを語る上で、絶対に押さえとかなきゃいけないポイントは・・
人は人がいるところに集まる。行列ができるところに人が集まるし、賑わっているところに人が集まる。
この習性はありますよね。なんとなく、皆さんも分かってますよね?
ガラガラのお店ってちょっと信用できないし、人が集まってるお店って「美味しいのかな?」って思って入っちゃう。みたいな。
僕たちの日常ってそうですよね。
やっぱ、クラウドファンディングも全くそれで。
まずたくさんの人に見てもらうためには、賑わってるっていうことを演出していかなきゃいけないですね。
じゃあ、この賑わっているっていうところをどこで見せるかっていうと、
やっぱり支援額と支援者数。
みんなプロジェクトの内容までは詳しく見てくれないので・・まず最初に「賑わっているよ」って見せるためには、支援額と支援者数を稼がなきゃいけないということですね。
支援額に関しては、これあんまりイジりようがなくてですね、
チャンスがあるのは支援者なんです。
「たくさんの人に支援されてますよ、応援されてますよ」「たくさんの方に興味もってもらっているプロジェクトですよ」
って見せることは可能で。
どうやって見せるかって言うとですね、リターンの組み方なんですけど。リターン返礼品ですね。
よく多くの人が失敗しているのはですね、例えば・・
・1,000円支援して下さったら、Aという商品をお贈りします
・2,500円支援して下さったら、AとBという商品をお贈りします
・5,000円支援して下さったら、AとBとCという商品をお贈りします
つまり、
「AとBとCの3つの商品欲しい方は、5,000円の支援をしてくださいね。」っていうことですね。
そうするとですね、
5,000円のABC3点セットを買ってくださった方は、1人としてカウントされるわけですね。
この場合、総支援者数1人、とカウントされる。これが凄くもったいなくて。
こうじゃなくてですね、正しいリターンの組み方っていうのは、
・1,000円支援して下さったら、Aをお贈りします
・1,500円支援して下さったら、Bをお贈りします
・2,500円支援して下さったら、Cをお贈りします
こうリターンを散らすんですよ。「1個の支援につき1個のリターンだけを返す」ということですね。
そうすると、3つの商品が欲しい方は1,000円+1,500円+2,500円の3つ支援するから・・
これ、どうなるかっていうと総支援者数が3人ってカウントされるわけです。
厳密に言うと1人の人が3つ買ってるだけなんですけど、クラウドファンディングのシステム上、3つ買ったら3人ってカウントされるんですよ。
これでトップページに乗るんですね。
ここですね。やらなきゃいけないことは。なので、1番やっちゃいけないのは、リターンをまとめてしまうということで。
何となく見えてきたでしょうか?
もちろん、今お話しているのは、小技であってですね。
これは全ての前提をクリアした1番最後に出すものですね。
やっぱり、プロジェクトが素晴らしいものでないといけないし、誠心誠意支援して下さった方と向き合わなきゃいけないし、
毎日誰よりも告知しなきゃいけない。
こういうことは全て押さえた上での小技ということですね。
まとめるとですね、
リターンは1つにまとめずに散らす。
散らして、たくさんの方に支援して貰ってるように見せる。
っていうちょっとずるいやり方ですけど、こういうやり方の積み重ねで、救える人がいるんだったら僕は結構やるべきだと思っていて。
是非1度クラウドファンディング挑戦される方は、試してみてください。
「クラウドファンディング」のプラットフォームの選び方

ログイン
間違いなくですね、僕は国内で個人のクラウドファンディングとして一番ご支援頂いてる人間だと思うんですね。
7、8年くらいやってるのかな。これまでも何回もクラウドファンディングやってきましたし、こういう時こうしたほうがいいよね、こういうリターンはあんまりはまらないよね、みたいな傾向と対策みたいなのは結構データはとれている。
自分から見た時にですね、クラウドファンディングのプラットフォームっていろいろありますよね。
『CAMPFIRE』さんとか『Makuake』さんとか『Readyfor』さんとか、いろいろあるんですけど。
基本的には、プラットフォームの多少の有名無名はあるけど、宣伝力に関してはどこも同じだと考えておいて間違いない感じがしますね。
結局、宣伝するのは自分なので。
インスタグラムとかTwitterとかブログとかで自分がやってるクラウドファンディングのリンクを貼って「よかったらこれ見てください」って自分の企画の宣伝は自分でしていることがほとんどなので。
多少、プラットフォーム側が宣伝してくれることもありますが、とはいえ、1番の宣伝力は自分になってくるので、プラットフォームによって「あそこむちゃくちゃプッシュしてくれるよ」とか「ここのプッシュはいいよ」っていうのはあんまなくなってきた感じしますね。
何年か前は多少あったんですが、最近はなくなってきた感じがなんとなくします。
その上でね、だいたい宣伝力が一緒だっていうことを、厳密に言ったらちがうのですが、なんとなくそこは一緒だという整理をして、
どこでプラットフォームを選ぶのか?ってけっこう聞かれるんですね。
「西野さん、どこがいいんですか?」って。
これに関しての僕の答えはですね、明確にあって、そもそも支援しない人はどこでブレーキをかけているか?ってところから考えたほうがいいと思うんです。
たとえば、このvoicyをお聴きのあなたが、「クラウドファンディングの企画を立ち上げました。お願いします!」ってTwitterとかFacebookとか、いろんなところで支援のお願いをして、それでも支援しない人がほとんどなわけじゃないですか。
じゃあ支援しない人って、支援しない理由はなんなんだ?っていろいろあると思うんですけど、企画がおもしろくない、とか、人望が…とか、あると思うんですけど、そんなことは1回さっぴいてですね、
何がブレーキをふむ理由として残っているかというと、これはシンプルに「ログイン」ですね。やっぱりめんどくさいんで。
支援しようと思ったら「ログイン」しなきゃいけないっていう。この手続きがめんどくさいんですよ。
クラウドファンディングやられた方とかは「支援したいんだけどログインめんどくさいから直接お金渡すわ」とか、「銀行口座教えて」とか、言われたことあると思うんですけど、それくらいログインってめんどくさいんですよね。
名前打たなきゃいけないし、住所打たなきゃいけないっぽいし、パスワードとか、ログインめんどくさいんですよ。
ログインがけっこうブレーキになっているっていうことを、クラウドファンディングのオーナーは、まず認識しておいたほうがいいと思います。
じゃあ、その上でね、どのプラットフォームを選ぶのか?ってなってきたら、
結論はですね、自分が立ち上げたプロジェクトに興味がある人たちが、どのプラットフォームに1番ログインしているか。これで選んだ方がいいですね。
たとえば、僕は、吉本興業がやっている『SILKHAT』っていうプラットフォームを利用させていただいているんですね。
美術館の費用を集めたりだとか、大きい個展の制作費を集めたりだとか、今回のフィリピンの子供達に絵本を贈るって企画も『SILKHAT』ってプラットフォームをつかわせていただいているんですね。
なので、僕のことをおもしろがってくださってる方、僕のことを応援してくださってる方、僕の作品をおもしろがってくださってる方、はけっこう『SILKHAT』にログインされていると。
そうなってきた時に、じゃあ、西野絡みのクラウドファンディングを立ち上げようと思ったら、『CAMPFIRE』さんとか『Makuake』さんとか『Readyfor』さんとかよりも『SILKHAT』で立ち上げたほうが有利に働くよね。っていうことです。
これは『SILKHAT』がほかのプラットフォームより優秀だって話ではなくて、そのプロジェクトをやるのであれば『SILKHAT』であったほうが有利に働きますよっていう話ですね。
なので、クラウドファンディングのプラットフォームの選び方というテーマの結論としては、自分が立ち上げたプロジェクトに興味がある人たちが、どのプラットフォームに一番ログインしているか。ここを線に考えていったほうがいいと思います。
ほかにも、こうしたほうがいいですよ、っていうのはいろいろあるんですけど、今日は「どのプラットフォームを選ぶべきか?」っていう一点でお話させていただきました。
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