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【Google】自らを「神」にまつりあげたグーグル【GAFA入門編②】
このブログは世界4大プラットフォーマー(通称GAFA)の1つGoogleについて解説したブログです。
こんな人にオススメ!
- Googleが支配したものは?
- Googleの歴史
- Googleの表の顔って?
- Googleの裏の顔って?
- Googleの未来
GAFAについては入門編①をお読みください↓

GAFA入門編②ではGoogleについて掘り下げていきます。
今回の参考資料
「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」
本書ではGAFAをヨハネの黙示録に登場する4騎士に例えており、その中でGoogleは第1の騎士として紹介されています。
『ヨハネの黙示録4人の騎士』
小羊(キリスト)が解く七つの封印の内、始めの4つの封印が解かれた時に現れるという。4騎士はそれぞれが、地上の4分の1の支配、そして剣と飢饉と死・獣により、地上の人間を殺す権威を与えられているとされる。
第1の騎士 第1の封印が解かれた時に現れる騎士。白い馬に乗っており、手には弓を、頭に冠を被っている。支配を得る役目
支配を司るGoogleとは一体なんなのか?「Googleが支配するもの・Googleの歴史・Googleの表のコンテンツの紹介と裏に潜むもう1つの顔について解説していきます。
Googleの支配

Googleは私たちの知識欲を支配しました。
知識欲とは人間の知りたいという欲望のこと。
人間は知識を得る事で幸福感を得る生き物です。
世の中で今何が流行っているのか?恋人が自分を愛してくれているのか?子供達が今どこで何をしているのか?その全ての問いにGoogleはそのビックデータの中から最善のものを選び出し私たちに授けてくれます。
コンプレックスをGoogleで検索したことありませんか?
人間は1日に35億回も視線を上ではなく下に落としてスマホで検索しています。空の上の「神」ではなく画面の中のAIが提示した言葉に絶対的な信頼を寄せているんです。
神様は私たちの問いに明確な答えを提示してはくれませんがGoogleは違います。
必ず答えを提示します。
それに対してバカにもしません。ただ欲しい情報だけを与えてくれます。これほど信頼できる友人はいません。
Googleの主な収益は広告です。
Googleは検索結果について、どれがオーガニック(広告の影響を受けない)でどれが広告かを明確に示しています。これにより広告とは切り離されているように見えるために、オーガニック検索の信頼が増幅しているんです。
現にGoogeの検索ページには広告はありません。

Googelはオーガニック検索は中立性を維持し、有料コンテンツで広告料を取れるようにしました。
これにより神に近い姿を維持しているのです。
そして私たちの心の奥底にある秘密を知り、思考と意図の記録をつける。
家族親友さえ知らない告白をGoogelだけが知っている。
これこそ現代の神と呼ばれるGoogelの理由です。
Googleの歴史

年表形式でGoogleの歴史を見ていきましょう。
主にコンテンツのリリースを中心にまとめています。
1996年1月 | ラリー・ページとセルゲイ・ブリンによって検索エンジンの原型が開発 |
1997年9月 | Google.comがドメイン登録 |
1998年9月 | 友人のアパートで創業。その後短期間で100万ドルの資本を集める |
2000年6月 | Yahooのサーチエンジンに採用。世界最大の検索エンジンとなる |
2000年12月 | Googleツールバーリリース |
2001年3月 | エリック・シュミットがCEOに就任 |
2001年7月 | Google画像検索をリリース |
2002年9月 | Googleニュースリリース |
2003年1月 | アップルと提携しサファリに検索ツールバーを設置 |
2004年4月 | Gmailサービス開始 |
2005年4月 | Googleマップ・Googleアースリリース |
2006年1月 | Picasa・Google(ドキュメント・ファイナンス・カレンダー・トレンド)リリース |
2006年10月 | Youtube社を16億5000万ドルで買収 |
2007年2月 | ストリートビューをリリース |
2008年9月 | GoogleChromeリリース |
2008年9月 | アンドロイドバージョン1.0リリース |
2009年11月 | スマートフォンNexus Oneリリース |
2011年5月 | クラウド音楽サービスGoogle Musicを発表 |
2012年3月 | アンドロイド端末向けGoogle Payを発表 |
2012年4月 | Googleグラス発表 |
2013年6月 | 気球式インターネット網プロジェクト Project Loonを発表 |
2015年8月 | Alphabet Inc.設立。ラリーページがCEOとなる |
2017年6月 | 欧州連合の独占禁止法に違反。27億ドルの罰金 |
2018年9月 | 20周年 |
この中から3つ紹介
- Yahooのサーチエンジンに採用。
- Youtube社を16億5000万ドルで買収
- Alphabet Inc.設立。ラリーページがCEOとなる
①について。
Yahooの検索エンジンは実はGoogleなんです。意外と知られてはいないですよね。
検索結果は微妙に違ったりしますけど…。これはYahooに有利に結果が出るようになってるらしいです。
②について
Youtubeって元々は別会社で、Googleが買収して一気に知名度を上げました。
今では Google = Youtube と言っていいほどYoutubeは日常に浸透しています。
あまりスマホを使えない母親が夢中になってYoutubeを見ている姿を見ると、年代問わずその人気は不動のものであり5Gになればさらに需要が増えること間違いありません。
③について
現在Googleには親会社がいて(Googleって子会社なんです)Alphabetと言います。そしてそのCEOに現在Googleの創設者ラリーページがいます。
以上豆知識です。覚えておきましょう
Googleの表の顔

ではGoogleが提供してくれるサービス一覧を見ていきましょう!全部で32のサービスがあります。
全然使ったことのないものもあるでしょ?あなたはいくつ利用していますか?
ぜひチェックしてみてください😊
検索

- Google検索エンジン
- Googlemap
- Google翻訳
- GoogleChrome
動画・ゲーム

- Youtube Music
- Youtube
- Google Play
- Chromecast
デバイス


- Pixel3
- スマートホーム
- Pixel Slate
- Google wifi
- Android OS
- Wear OS by Google
- Android Auto
- Chromebook


通話・テキスト

- Gmail
- メッセージ
- Google Duo
- Hangouts Chat
整理整頓

- フォト
- 連絡先
- Keep
- カレンダー
仕事を効率化

- ドキュメント
- スプレッドシート
- スライド
- ドライブ
ビジネスの成長を図る

- Google広告
- AsSense
- Googleマイビジネス
- アナリティクス
32のサービス中あなたはいくつ利用していましたか?
(ちなみに僕が個人的に利用しているものを赤で印字)
やはり検索は強いですね。検索エンジンにしてもGooglemapにしても検索に関してはGoogle最強です。(Youtubeもある意味動画の検索だからね…)
逆にデバイスは圧倒的に弱いイメージ。周りで使っている人みたことありません。
スマホやパソコンはやはりAppleが最強。
知っていましたかAndroidってGoogleなんですよ
世界シェアではAppleのiOSよりも多いはずなのに…
デバイス = Apple このイメージは拭えません。
これこそAppleのブランド力
最近はAIスピーカにも力を入れているようですが、そちらの市場はAmazon「エコー」がマウントをとっているようです。
Googleの裏の顔

Googleには1つの行動規範があります。
「Don’t Be Evil」 = 邪悪になるな
これは一見、公共性の高いサービスを提供している企業ならではの決意表明のようでもあるが、実際は自社の利益だけを優先するなという戒めでもあります。
つまりGoogleの膨大なデータを利用すれば、いつでも世界の邪悪になれてしまう。
だからこそ私たちはGoogleとう神の逆鱗に触れる行為をしてはいけません。
神の逆鱗

Googleは検索結果そのものをコントロールすることができます。
アメリカでの事例。
人種差別問題に対する侮辱した記事に対しそのサイト自体をBAN。
日本でも、不正にアクセスを集め、上位表示を行っていたサイトを検索上位圏外へ追放。
最近ではYoutubeでも200万登録者のチャンネルがBAN。
全ての情報はGoogleの手のひらの上
現在Youtubeやブログ広告で収入を得ている人たちにとって、SEO対策は必須ですが、定期的にあるアルゴリズムの調整に対応しきれていないのが現状です。
SEO対策 = ”Search Engine Optimization” の略。検索結果でWebサイトがより多く露出されるために行う一連の取り組みのこと
アルゴリズム = ユーザーのキーワード検索に対して、数千~数万あるコンテンツをランキング化するためのルール
個人情報の支配

検索エンジンを分析すれば、その人の興味や関心はもとより、性癖までも筒抜けになってしまいます。
でもそんなことは気にせずに私たちは毎日毎日自分のプライベートを書き込みます。
(自分のような一個人対してGoogleがどうこうする筈がないと決めかかっているから…)
でもいつかGoogleと警察が手を組み、検索履歴から犯罪者予備軍を取り締まる世界が訪ずれたとしたら…
そのほかにもどこかの国や企業と手を組み世界の邪悪の道へと墜ちたとしたら…
Googleはその気になればあなたの暗証番号さえ使えなくすることだってできてしまうんです。
Alphabet

何度か話にも出ていますが、現在GoogleはAlphabetと言う会社の子会社です。
Alphabetの主な子会社は
- GoogleX(次世代技術開発)
- Google Capital(コーポレートプライベートエクイティ)
- Google Ventures(コーポレートベンチャーキャピタル)
- Calico(アンチエイジングヘルスケア事業)
- Nest(スマートホーム事業)
- Fiber(次世代ブロードバンドインターネット構築)
Googleの未来

Googleは2020年より始まる5Gに向けて新しい事業へ参戦していきます。それが新しいゲーム事業です。
その名を「STADIA」
その特徴は
- ハードディスクがいらない(本体がいらない)
- ストリーミングゲーム
- 月額料金(無料で遊べるものもあり)
- パソコンやスマホから遊べる(インターネットがつながるものならOK)

今の時代と自社のコンテンツと相性のいいストリーミング型のゲームを実現。プレイステーションに変わる新たなスタンダードゲームの地位を築けるのか?注目です。
もう1つ注目しておきたいのがAlphabetの子会社でもある「GoogleX」の存在です。
その内容は極秘とされていますが、宇宙へ向けたプロジェクトだと言われています。
今Googleの関心は宇宙にある
これはGAFAの1つAmazon創設者のジェフ・ベゾスも同じ方向でビジネス展開しています。
GAFAのうち2社が宇宙を開拓しようとしているんです。
まさにGoogleは地球を超えて宇宙から私たちを支配し本当の神になろうとしているのかもしれません。
願わくばその時邪悪な神でないことを…
いかがでしたか?
これにて「Google編」は終わりです。
次は「Apple編」となりますので、よかったらまたお付き合いください😃
最後に一言
私たちの脳はGoogleを愛さずにはいられない
僕Google大好き❤️