【Bitcoin】ビットコインの基本 ブロックチェーンとマイニング【仮想通貨入門編④】
このブログはビットコインの基本であるブロックチェーンとマイニングについて解説したものです。
今回は「中田敦彦Youtube大学」のブロックチェーン編を参考に仕組み用語を中心にまとめてみました。参考になれば幸いです🤗

(中田敦彦Youtube大学で使用された参考本はこちら↓)
ビットコイン入門編①〜③では仮想通貨の考え方について学んできました。
仮想通貨を想像する上で
- 実体がない通貨である
- 中央管理者のいない通貨である
ここを理解できないと先には進めません。
記録と共有
ブロックチェーンの記録と共有の流れを押さえましょう。
例えば、AさんからBさんへ1ビットコインの送金リクエストがありました。
- リクエストが未承認のデータとして共有される。
- ブロックに1000〜2000の送金リクエストがラインナップされる。
- 完成されたブロックには送金済みの情報が記録される。
- およそ10分につき1つのペースで新たなブロックが追加される。
- 記録方法 = ブロックチェーン
- 共有方法 = P2Pネットワーク
この一連の流れを確定する作業をマイニングと言います。
マイナーはまだ承認されていない送金リクエストのラインナップから好きなものを選び次々とブロックに入れていきます。
マイニングが完了してはじめてAさんからBさんへ1ビットコイン送られます。
※10分に1つのペースというのがのちにキーになってくるので覚えておきましょう。
マイニング

マイニングをイメージしやすいようにサイコロ大会で説明します。
「10個のサイコロを1度に転がして、そのうち7個の面を1にしてください。」
マイナーたちはひたすらサイコロを振り続けます。
確率としては約4000分の1
そして1番最初に7つ揃えた人が優勝です。
賞金がもらえます。
どうですか?イメージ湧きますよね?
マイニングの参加人数が増えていくたびにサイコロの数が増えていく感じ。
より難易度が増していきます。
これが最初は個人でもマイニングできたが、今はスーパーコンピューター数十台で行われている理由です。

実際にはハッシュ関数という計算式が使われています。
ここの説明は難しいので簡単にいうと
- 新たなブロックに記録する未承認の送金リクエスト
- 直前のブロックのハッシュ値
- 任意の数値
この3つの条件が必要でそのうち①と②はすでに値が決まっています。
問題は③任意の数値。
この値を出すためにひたすら計算します。
マイナーたちは1秒間に24兆回も計算できるようなマイニング専用マシンを使って試みているのです。
マイニングの現状
僕はこの動画を観て、マイニングの現状を理解しました。
巨大マイニング産業にとって最適な土地は
- 電気代の安価な場所
- 気温の寒い場所
この条件に適しもっともマイニングが盛んな国が中国。
中国企業のマイニング事業は世界のシェア7割りを占めているそうです。
主な企業は
彼らが導入しているのはマイニングプールと言われる仕組みです。
複数の参加者の所有するマシンが互いに協力しながらグループでマイニングの成功をめざすやり方です。
肝心のマイニング報酬は、各参加者が提供した仕事量に応じて分配されます。安定した収入を得られるため個人マイナーはがマイニングに参加するスタンダードな形になっています。

けれど今、中国マイニング企業に黄色信号が出ています。
「中国国家発展改革委員会(NDRC)がビットコインのマイニングを禁止することを検討している」と2019年ロイターが報じました。
もしこれが実行されればマイニング事業は大きく変わります。
マイニング事業への変化は直接ビットコイン自体の価値にも関わります。

日本の企業ではGMOインターネットが2017年12月に北欧でマイニングセンターを稼働します。翌20018年の前半は1.9億の黒字を出しましたが、後半は3.6億の赤字を発表。
DMM.com2018年2月に金沢市にマイニングファームをオープンさせましたがもうすでに撤退を決めています。
それだけ利益を求めたマイニングは難しいということです。
2019年8月1日現在、仮想通貨ビットコイン(BTC)の総発行上限数2100万BTCのうち、その85%にあたる1785万BTCがすでに発行・流通しています。
残り315万BTCしかありません。この残り発行数をあと120年かけて発行していきます。
さらに来年2020年、新規発行(マイニング報酬額)はさらに半分になります。
過去ビットコインの新規発行量
- 2009年発行当初50BTC
- 2012年に25BTC
- 2016年に12.5BTC
- 2020年には6.25BTC ?
ブロックチェーンという思想の未来

ブロックチェーン自体の考え方は実は新しいものではありませんでした。
サトシナカモトの功績はブロックチェーンにPoW(プルーノ・オブ・ワーク)の仕組みを組み合わせたことにあります。
Pow = 膨大な作業を成し遂げた人が新たなブロックの責任者となり、なおかつ報酬を受け取れるという承認システム
つまりはマイニングのプロセスです。
サトシナカモトが抱いたブロックチェーンの思想は
- 中央のいらない仕組み
- 勝者を作らない仕組み
- みんなが幸せになる仕組み
けれど実際のビットコインは
- 投資対象としての魅力
- 利益目的のマイナーの増加
- ビジネスマイニング企業の市場の場
中国では2017年ビットコインの参加者の急増である問題に直面します。
それは送金時間の大幅な遅れです。
その解決策として話し合いが持たれましたが、結果、ビットコインは2017年8月1日に分裂し、新たに中国勢を中心とした
「ビットコインキャッシュ(BCH)」という仮想通貨が誕生します。
ビットコインとビットコインキャッシュは仮想通貨でありますが、全く別のものです。
ここからの内容は「入門編」から「基礎編」として勉強してまとめていきたいと思います。

2019年現在様々な仮想通貨が開発されています。
ビットコインはビットコインキャッシュのあとさらにビットコインゴールドという仮想通貨も誕生します。ビットコイン以外にもイーサリアムという仮想通貨が人気を集めてもいます。
ですがその全ての通貨の始まりはビットコインです。
入門編では
仮想通貨=実体のない分散型の通貨
これが理解できれば前に進めます。
さらなる知識は「基本編」で学んでいきましょう!