このブログはBookLive!ユーザーが選ぶ2019年「今、読むべきビジネス書ベスト100ランキング」で第8位に選ばれた新井紀子さんの「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」のREVIEWです。
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こんな人にオススメ!
- AIって何?
- AIが普及してどんなことができるの?
- AIが普及してどんな仕事がなくなるの?
- ターミネーターっていつできるの?
- 読者が選ぶ第8位の作品が気になる人
Contents
「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」をREVIEW
僕の感想です。メモを取りながら小分けで2日かけて約6時間で読み終えました。
内容
読みやすさ
オススメ度
面白いです。
AIの詳しい内容が書いてあります。
読む前に中田のあっちゃんのYoutubeでAIの知識を前もって予習していたので割とすらすら読めました。

逆に前もってある程度の知識をもっていないと内容が入ってこないかもしれません。(特に専門用語)
タイトルにもあるAIについてはよかったのですがもう1つ「VS 教科書が読めない子どもたち」については興味がなかったので正直完全スルーしました。
一応さらっとは読みましたが子どもの読解力の低下については個人的にはなくてもよかったです。
「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」の概要
REVIEW評価にした「内容」について3つのテーマで掘り下げていきます。
AIについて語る上で最大のテーマが

シンギュラリティ(singularity) = AIが人間を超えるAIを生み出す
厳密には「技術的特異点」というらしいです。
これだとピンとこないので、人間が作ったAI自身が人間を超えるAIを創る日
この日が来るのかこないのか?
この結論がAIを語る上での最終ゴールになるそうです。
この本の作者新井紀子さんは東大受験合格を目指す「東ロボくん」と呼ばれるロボットプロジェクトの一員でありながら、シンギュラリティーはありえないという側にいる人です。
よってこの本は東大合格に向かう東ロボくん向上のプロセスと、AIの乗り越えられない圧倒的な限界についてを題材にしています。
ポイント① AIとは?
AIとはそもそもなんなのか?
これがわかっていないとごちゃごちゃになります。
AI = 人工知能(artificial intelligence)
今現在人工知能(AI)は存在しない。
だから実際にはAIはこの世界にはない。
今使われているAIという言葉はAI技術のこと。
ポイント② 第3次AIブーム
今が実は第3次AIブームだということは意外と知られていません。
第1次AIブームが1950年代
推理と探索の時代と呼ばれ、チェスやオセロゲームなどの限定された条件で計算力を発揮する。その後期待過剰からブームも下火になる。

第2次AIブームが1980年代
エキスパートシステムと呼ばれる時代で、万能なロボットを目指すのではなくエキスパート・専門分野ごとの特化したロボットを目指します。データ量は多くなりましたが、結局教えたこと以外をすることはできず、人間の常識という壁で断念。
その後ブームも下火になる。
この頃あたりにターミネーターが公開されてみんなの期待は高まったはず。

第3次AIブームが2010年以降
2019年現在進行形で生きている今が第3次AIブームの真っ只中。
その特徴はテクノロジーの進化で可能になったビッグデータ(百とか千のレベルから億単位まで可能に)
そして機械学習を飛躍的に向上させたのがディープラーニング
ディープラーニング = (深層学習)膨大なデータをAI自体が検討する

注意としてはあくまで人間が与えたフレーム内での知識データであって、AI自らがとんでもない発明発見をして自律していくわけではない
この辺の話はちょっと難しいので、とりあえずディープラーニングって言葉を覚えておくといいです。
ポイント③ AIによってなくなる仕事
オックスフォード大学のデータより10〜20年後になくなる職業トップ25
- 電話販売員
- 不動産登記の審査・調査
- 手縫いの仕立て屋
- コンピューターを使ったデータの収集・加工・分析
- 保険業者
- 時計修理工
- 貨物取扱人
- 税務申告代行者
- フィルム写真の現像技術者
- 銀行の新規口座開設担当者
- 図書館司書の補助員
- データ入力作業員
- 時計の組立・調整工
- 保険金請求・保険契約代行者
- 証券会社の一般事務員
- 受注係
- (住宅・教育・自動車ローンなどの)融資担当者
- 自動車保険鑑定人
- スポーツの審判員
- 銀行の窓口係
- 金属・木材・ゴムのエッチング・彫刻業者
- 包装機のオペレーター
- 調達係(購入アシスタント)
- 荷物の発送・受け取り係
- 金属・プラスチック加工用フライス盤・平削り盤のオペレーター
個人的な意見としては銀行関連は衰退は目に見えている
本の中でも半沢直樹はいなくなる(職業)らしいし、今勉強している仮想通貨やフェイスブックが始めようとしているリブラで金融自体が変わろうとしている今銀行自体が必要とされていない。
よく図書館にはいくので図書館司書もいらなくなるのはしょうがないかなぁって…
あとキンコン西野さんの「革命のファンファーレ」がビジネス書の棚ではなくタレントコーナーに置かれているのを見て新井紀子さんと同じように唖然としました。なんかがっかりしたねぇ…
「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」まとめ
現代のAIを語る上でまず押さえておくポイントをおさらい
- AI = 人工知能(artificial intelligence)
- ディープラーニング = (深層学習)膨大なデータをAI自体が検討する
- シンギュラリティ(singularity) = AIが人間を超えるAIを生み出す
まずこの3つを言えるだけで多少はAIについて自慢できます😊
これを踏まえた上で「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」を読みましょう。
ターミネーターはもう少し先の話です…
読み進めるほどにドラえもんがいかに現実的に難しいか、AI進化の壁になる「人間の常識」っていうものがいかにすごいことかに気づきます。
AIがランダムに書いた絵・音楽・言葉に一見新しい何かを感じ取れるかもって技術者が期待しても結局そこには「意図」がありません。無機質です。
そこに人間の持つ温度を加えること人間らしい感情を加えるためには膨大なデータではなくもっと別の切り口が必要になります。(まだそれがない)
新井紀子さんは東大ロボプロジェクトを進めながら言っています。
「ロボが東大に合格するのは無理!」
それは一般の人が思っている以上に難しいことなのでしょう。
ただ東大以外の大学にはいくつか合格をしているんです。
これも知っておきたいテクノロジーの進歩です。
今はそれとは別にAI技術としてAIが注目されています。
AI技術により何ができるようになるのか?
ここについても知っておかなければなりません。
今度はAI技術について中田のあっちゃんのYoutube大学の内容をまとめて記事を書きます。
今押さえておきたい「AI」「5G」「ブロックチェーン」「仮想通貨」もしよかったらこの辺についても記事を書こうと思うのでぜひお付き合いください。
ではまた!
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