【トークンエコノミー】見えない価値を可視化していく社会【ブロックチェーン入門編③】
このブログはブロックチェーンの技術で生まれるトークンエコノミーついて解説したものです。
見えない価値を可視化していく社会とは何か?一緒に学んでいきましょう!
実際にブロックチェーンがどういう風に僕たちの生活を変えていくのか?ブロックチェーン入門編①②の知識を踏まえた上、でこれまでのお金というモノのイメージを取っ払って、「価値」あるものとは何なのか?を意識して読み進めてください。
ブロックチェーンが何なのか?はこちらを参照↓
https://frcica.com/coin/bitcoin-primer-1/
トークンエコノミーって?
今までのお金でやり取りする経済圏から、ブロックチェーン技術で生まれたトークンでのやり取りでどのように社会は変化していくのか?
トークンエコノミー = トークンという代替貨幣を用いた経済圏
特定のサービス事業者が代替貨幣としてトークンを発行し、それをユーザーが購入する。
ユーザー数の上昇に伴い、トークンを所有している人たちの共有価値も上がっていく。
経済圏の大きさやメリットによってブロックチェーンの種類も変化する。
- グローバル経済圏ならパブリックブロックチェーン
- 複数企業からなる経済圏ならコンソーシアムブロックチェーン
- 単独のコミュニティーからなる経済圏ならプライベートブロックチェーン

トークンエコノミーのメリット
大前提として今までのお金ではできなかったことが可能になります。
例えばトークンを使えば、多国とのビジネスでも共通トークン経済圏として価値を共有することができます。
それぞれの国が発行する「お金」とは違うので、価値が国境を越えるわけです。
さらに管理者や仲介者を経由せずに契約や決済が可能となり、よりスムーズにビジネスが効率的になります。
そしてトークンエコノミーは、これまで価値のなかった趣味や特技、時間などに価値をつけることができます。
価値の可視化
見えない価値について考えていきましょう。
Q. 例えば、大好きな有名人への好きという思いに対していくら払えますか?
そうですよね。お金に余裕がある人なら100万だって惜しくないでしょう。
でもそもそも「思い」という物に「いくらです!」って価値自体を決めることは難しいわけです。(実際にはファンクラブの会費やグッズに還元しているわけで…)
でももし仮にB’zファンに向けたトークンが発行されたのなら「思い」に価値をつけられるわけです(現時点ではこんなサービスはないよ)
では、実例として価値の可視化のトークンエコノミーVALUを紹介します。
VALUは個人の価値をトレードできるマイクロトレードサービスです。

その人自身の活動を応援したい場合にその人の発行するVAというバーチャルトレーディングカードのようなアイテムを購入して支援することができます。
VALUは個人の価値に焦点を絞り、その価値を市場で決めてもらう仕組みです。そこには信用・影響力・評価・期待値など様々な価値が可視化されて織り込まれていくことが予想されます。
VALUを購入すると、応援したい人の限定コンテンツやタイムラインを見ることができます。
さらに自分自身でも発行することができるので、自分の夢や目標に対し価値を共感してもうことも可能です。
スポーツで言えば、大好きなチームを応援する思いをトークンに変換することも可能。

Esporta(エスポルタ)は、スポーツチームや選手とファンのエンゲージメントを強固にし、ファンのダイレクト課金型援助によってチームが活動資金を得るWebサービス。
キングコング西野さんが運営するトークンエコノミー。文字をトークンにしたレターポット。

まとめ
目に見えないものを可視化するというテーマで今日は紹介しましたが、ブロックチェーンの可能性はまだまだこんなものじゃありません。
価値とは何なのか?お金とは何なのか?
僕たちにこれから必要なのは今までの定義を超えた新しい価値の定義を知ることです。
2000種以上ある仮想通貨全てが安全であるわけではありません。
ただ、その中から生き残り新しい価値の定義としてトークンエコノミーを形成していくものが必ず現れます。
そのためにもまず仮想通貨とは何なのか?それを可能にするブロックチェーンが何なのか?それらがもたらすトークンエコノミーという社会がどういうものになっていくのか?これからも注目していくことが大切です。
いかがだったでしょうか?
これにてブロックチェーン入門編③「見えない価値を可視化していく社会」は終わりです。