【Blockchain】3種類のブロックチェーン【ブロックチェーン入門編②】
このブログは今話題のブロックチェーンを初心者の方向けにわかりやすく解説したものです。
ブロックチェーンが何なのか?はこちらを参照↓
https://frcica.com/coin/bitcoin-primer-1/
ブロックチェーンのおさらい
ブロックチェーンのおさらいをしよう!
入門編①ではブロックチェーンを引越しに例えたけど…
ではマイニングを理解した上でブロックチェーンは何なのかを説明するなら?
ブロックチェーン = 10分ごと取引記録を区切って、1つのブロックとして書き込み、それを前のブロックとつないだもの
この辺がまだ理解できない人は、入門編①もしくは仮想通貨編を参照してください↓

ブロックチェーンの種類
はじめに、ブロックチェーンの特徴の1つとして
分散型台帳 = リーダー管理者を必要としない。みんなで管理
これが大前提にありました。
ブロックチェーンの種類分けはこの「みんなで管理」の「みんな」の部分をどう分けるかによって変わっていきます。

大きく3種類に分けると
- パブリックブロックチェーン
- コンソーシアムブロックチェーン
- プライベートブロックチェーン
に分けられます。
パブリックブロックチェーンはその名の通り、そのブロックチェーンに関わる全ての人が管理者となります。(参加者が限定されない)
パブリックブロックチェーンで創られた代表的なものが仮想通貨というわけです。
ブロックチェーンってそもそも誰でも参加できるものだったんじゃないの?
そうですね。誰でも参加できるということは、逆に参加者を限定することも可能なんです。そのメリットに関しては、この後に説明します。
参加者を限定したブロックチェーンをプライベートブロックチェーンと言います。
(特定管理者が単独で存在する)
パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの間に位置するのがコンソーシアムブロックチェーンとなります(特定管理者が複数存在する)

特定管理者が存在するのってブロックチェーンの思想に反するんじゃないのかな?
そうです。ブロックチェーンの思想で言えばパブリックブロックチェーンこそがブロックチェーンだと言えます。
ですが、ブロックチェーンの技術を特定企業のプロジェクトで利用しようとした場合、プライバシーの問題が発生してしまいます。(パブリックブロックチェーンでは全てオープンになってしまうので)
では、それぞれのブロックチェーンのメリット・デメリットをまとめていこう。
各種ブロックチェーンのメリット・デメリット
- 改ざんができないので安心
- 一度スタートすると止められない
- プライバシーが守れない
- 取引承認が遅い
- 手数料が高い
- 悪意ある改ざんができてしまう
- スタートして途中ルールを変えられる
- プライバシーが守れる
- 取引承認が早い
- 手数料が安い
では①②の改ざんとルール変更について
情報の改ざんリスクは管理者が多ければ多いほど守られる仕組みです。
逆に言えが、データの途中ルール変更したい場合、管理者が多いほど難しくなります。ブロックチェーンの内容によってメリット・デメリットが変わります。
改ざん防止を重視するならパブリックブロックチェーン
③プライバーシーを優先するのであればプライベートブロックチェーン
④も参加者が限定されているほど取引承認は早くなります。パブリックブロックチェーンの弱点の1つが取引承認速度の遅さです。
⑤ビットコインにはマイニングと呼ばれる仕組みがあります。
マイニングは「取引記録が書き込まれたブロックを、ブロックチェーンに繋ぐための作業」です。
中央管理者がいないビットコインを維持するため、マイニング報酬が存在するわけです。
ですが、プライベートブロックチェーン内の取引は信頼のあるメンバー同士で行われることが前提です。
したがって、プライベートブロックチェーンでは承認行為に対して報酬を出す必要はありません。
このように限定された独自の経済圏でブロックチェーンを利用するトークンエコノミーが今後増えていくと言われています。
まとめ
ブロックチェーンの種類
- パブリックブロックチェーン
- コンソーシアムブロックチェーン
- プライベートブロックチェーン
それらは特定管理者の有無で分けられる。
各種特徴
- パブリックブロックチェーンは改ざん防止に優れ、プライバシー保護・取引承認速度・手数料で劣る
- プライベートブロックチェーンはプライバシー保護・取引承認速度・手数料に優れ改ざん防止面で劣る
- コンソーシアムブロックチェーンはそれぞれの特徴の中間
ブロックチェーン技術は仮想通貨だけでなく、今後いろんなものに利用されていきます。
そこには今までの「お金」の概念を超える考え方が必要とされるはずです。
ある会社では、すでにトークンエコノミーと呼ばれる経済圏があり、例えば誰かに仕事を手伝ってもらったお礼にトークンで感謝を送ることができるそうです。
そのトークンは会社内で個人の評価などに還元。
お金ではできなかったこと・ちょっとしたありがとうの気持ちなどがトークンという形でやりとりできるわけです。
この仕組みもブロックチェーンから生まれています。
今後、渋沢栄一の新一万円札が発行される予定ですが、福沢諭吉並みにお目にする機会はなくなるでしょうね。
いかがだったでしょうか?
これにてブロックチェーン入門編②は終わりです
今度はトークンエコノミーについて解説していきたいと思うので、また遊びに来てください😀
ではでは〜